虚しさを感じる時は自分と向き合う時

　

穏やかな性格で、いつもにこやかなA君。大学を卒業して、就活に失敗し、アルバイトで食いつないでいます。ゲームが好きで、一日10時間もゲームに熱中することがあるそうです。そんなA君が、ある日、ぼそっとつぶやきました。

　

「なんか虚しい……。これからどう生きたらいいかわからない」

　

私は、その話を聞いて、「A君は、自分と向き合う時が来たのだな」と感じました。今の生活は、ぬるま湯に浸かっているようで楽だし、ある意味、快適です。でも、ひと度、「このままでいいのか？」と感じ始めると、虚しさも不安もどんどん広がって行くのです。

　　　　

虚しくて不安になった時は、自分と向き合う時です。

　

私もそうでした。夫の死で鬱が悪化して、私は退職しました。胸が焼けるような苦しい状況から、少しずつ立ち直ると、私は自分と向き合うことを避けて、一日中チャットばかりしていたのです。楽だし、それなりに楽しいけれど、虚しくて、不安でした。

　

信頼する主治医に「自分で病気を治す気がないのなら、もうクリニックに来なくてもいい」と咎められたのです。私は絶体絶命で、やっと自分と向き合いました。

　　　

チャットのアプリを削除して、心身ともに効果があるヨガを始めました。昼夜逆転していた私には、10時半に始まるヨガのレッスンに参加するのは、大変でした。チャットの誘惑もあったのです。

　

でも、自分と向き合い、体を鍛えることは、大変でしたが、爽やかでした。まだ、自分が今後どのように生きたらいいかわかりませんでしたが、「今できることを一生懸命にやっていたら、自分の道が見えてくる」と信じていました。

　

その後、私はインナーチャイルドカードと出会い、作家になりたい本心に気づき、セラピスト作家になりました。

　

虚しくて、不安な時は、自分と向き合う時が来たということです。A君に限らず、虚しくて、不安な時は、自分と向き合い、変わっていく絶好のチャンスの時でもあるのです。もし、あなたが、虚しさに悩んでいたら、思い切って自分と向き合い、自分の心の声を聞いて下さいね。

　

　

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