ペットロスが怖くて二の足を踏んでいます

 

年末から「犬と猫親ばか日記」というYoutubeチャンネルを楽しみに見ています。シベリアンハスキーのはっちゃん(5歳)、トイプードルの9ちゃん(6歳)、スコティッシュフォールドのじゅんちゃん(2歳)と飼い主のオサさんの日常を撮ったほのぼのした動画です。

 

私はなかでも元保護犬だった9ちゃんが一番好きです。9ちゃんは、ケージの中だけで飼われていたのですが、大きくなりすぎたので、2歳になった時、ダンボール箱に入れられ、河原に捨てられてしまったのです。保護された時はガリガリに痩せていました。丸坊主でとてもトイプードルには思えませんでした。

 

その時、新しい飼い主のオサさんが、9ちゃんを引き取ることになったのです。9ちゃんはケージ以外の場所を知らずに育ったので、オサさんが9ちゃんを散歩に連れ出しても、同じところをクルクル周り、散歩すらできなかったのです。

 

おしっこやウンチのしつけもできていず、家のなかのそこらじゅうでおしっこやウンチをして、オサさんを困らせたようです。でも、愛情深いオサさんは、じっくりと9ちゃんをしつけたのでした。

 

また、引き取られてきた時は、丸坊主だった9ちゃんの手入れをして、トリミングサロンに定期的に連れて行き、9ちゃんは今ではすっかり可愛くなりました。

 

動画を見ていて、9ちゃんがオサさんに甘えたり、先住犬のはっちゃんとのびのび楽しそうに遊んだり、子猫のじゅんちゃんをかわいがっている姿をみると、心が暖かくなります。9ちゃんが心のケージから解放されて、幸せに暮らしているのが本当に嬉しく感じます。

 

動画を見ていると、犬や猫の感触や匂いが恋しくなります。オサさんのように保護猫や保護犬を飼って可愛がってそだてようかとも思いますが、やっぱりペットロスが怖くて二の足を踏んでいます。 

  

   

京都在住セラピスト作家:村川久夢(むらかわ くむ)

 

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