【ハートのガイド】問題が解決不可能に見えても望みを捨てないで

このページでは、インナーチャイルドカードの読み方が分からないあなたのために、出来るだけ分かりやすく、また私自身が実際に遭遇した出来事を物語のような形でお届けしています。

「自分でカードが読めるようになりたい」「お仕事にインナーチャイルドカードを活用していきたい」と考えている、特に初心者の方に向けた内容になっていますので、是非参考にしてくださいね。

【クライアントがカードから受けた印象】

春が来たので、人の心を凍らせていた雪の女王は、地上に別れを告げて、去って行きました。

【 「ハートのガイド：北のよい妖精」の意味】

「ガイド」は、従来のタロットでは「クイーン」です。実際の性別ではなく、女性性と考えます。「ガイド」は、「クイーン」の女性性を内包しています。誰かのために、愛といつくしみをもって行動するのです。自分が世の中に対して起こせる自愛を象徴しています。

「オズの魔法使い」で北のよい妖精は、ドロシーの冒険を見守り、彼女の無事に気を配り、じっと待機しています。ドロシー自身に教訓を学ばせようとします。北のよい妖精は、ドロシーには、いつでもカンザスの家に帰る力があったことを告げています。

「北のよい妖精」は、私たちが「魂の家」に帰るのを助けてくれるガイド、導き手です。ハートのエネルギーをもって、ガイドしてくれる存在なのです。

カードの絵には、ドロシーが家に帰る気球に乗り遅れた時の様子が描かれています。北のよい妖精は、天のワンドを振って、ドロシーが持っている不思議な力を、ドロシー自身が信じられるようにした場面が描かれているのです。

【リーディング】

このカードを学習した時、私は「北のよい妖精」をアンデルセン童話の「雪の女王」だと感じています。「北のよい妖精」のふわっとした白い服装が、「雪の女王」を連想させたのでしょう。

私が連想した「雪の女王」は、人の心を凍らせていたのですが、雪を溶かす春が来たので、去っていったと感じているのです。

「雪の女王」に凍らされ、カチカチになっていた心は、温かい春の到来で、溶かされ自由を取り戻すと感じていたのでしょう。

「北のよい妖精」を「雪の女王」と、感じたこと、でも、「雪の女王」が去ったと感じていることに、当時の私の心情が表れているように思います。

【 「ハートのガイド：北のよい妖精」のメッセージ】

「ハートのガイド：北のよい妖精」がリーディングに現れる時、目に見えない助力者や天使のような精霊があなたに愛を届けてくれます。たとえ問題が解決不可能に見えても、望みを捨てないで下さい。自分を信じて下さい。心を落ち着かせ、想像の中で直感したことを、答えにしてみましょう。

また、あなた自身が、姿を変えた北のよい妖精になれることを知って下さい。あなたの優しい言葉、 やわらかなタッチ、あるいは、直感的なひらめきを引き起こす行動で、闇の中にいる友だちや愛する人を光の中に導くことができるのです。

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