【ハートのシーカー】心を開き感じる気持ちを得たことを喜ぼう！

このページでは、インナーチャイルドカードの読み方が分からないあなたのために、出来るだけ分かりやすく、また私自身が実際に遭遇した出来事を物語のような形でお届けしています。

「自分でカードが読めるようになりたい」「お仕事にインナーチャイルドカードを活用していきたい」と考えている、特に初心者の方に向けた内容になっていますので、是非参考にしてくださいね。

【クライアントがカードから受けた印象】

戦いを終えて、心がからっぽになった私は、うつろな気持ちでいます。白い鳩が「あなたの心は、ここにありますよ」と教えてくれています。

【 「ハートのシーカー：ブリキ男」の意味】

シーカー（seeker）は、探求する（seek）人という意味です。シーカーでは、『オズの魔法使い』の登場人物たちが描かれています。彼らは、自分が持っていないと思っているものを探すために旅に出ます。「探求する人」の象徴として、『オズの魔法使い』の人物が描かれているのです。

シーカーが、リーディングに現れる時は、理想としているものを、探すために行動を起こす時であり、内側の力を信じて行動を起こす時でもあるのです。

カードに描かれているのは、『オズの魔法使い』の物語で、ドロシーが旅の途中に出会った、全身がブリキで出来た木こりのブリキ男です。ブリキ男は、木を切る作業中に雨ざらしになって、関節がさび付き動けなくなっていたのです。ブリキ男は、ドロシーに油をさしてもらって体の自由を取り戻し、その恩からドロシーたちと行動を共にします。

ブリキ男は、愛しい女性との結婚を控え、結婚資金を稼ぐためにガムシャラに働きまくって、作業中の事故を重ねた結果、全身がブリキになった挙句に、愛を忘れたという男です。心を取り戻すために、オズの魔法使いに会いに行くドロシーたちの旅に加わります。

カードに描かれているブリキ男の馬は、魂の自由を暗示し、鳩はブリキ男を真の人間にするためのハートを運んでいます。ブリキ男は自分に感情がないと思いこんでいますが、泣くのです。そして、新しい感情を受け入れることができたのでした。

【リーディング】

あの頃の私は「戦いを終えて」、「心がからっぽになった私は、うつろな気持ちでいます」と感じています。何と戦ったのかを尋ねてみたいです。

ブリキ男が鎧（よろい）を着ているように感じたので、「戦った」と感じていますが、あの頃は、人の評価ばかり気にする、自意識過剰な自分自身と「闘って」いたのでした。人の評価に左右されない本当の心を探していたのです。その闘いに疲れて、うつろになっていたようです。

でも、カードから受けた印象で、白い鳩が「あなたの心は、ここにありますよ」と教えてくれています。自由を象徴する白い鳥は、インナーチャイルドカードセラピーを表しているように感じます。白い鳥が、私の本当の心のありかを教えてくれたのです。

つまり、人の評価に左右されない本当の心は、すでに私自身のなかに存在していたのです。

【 「ハートのシーカー：ブリキ男」のメッセージ】

「ハートのシーカー：ブリキ男」のカードが、あなたのリーディングに現れる時は、もっと心を開きましょう。感じる心、献身すること、誰かを哀れに思う経験を得たことを喜びましょう。

涙を流すことは、全ての人の魂の奥底にある痛みを見せることです。ブリキ男は『オズの魔法使い』の中で声をあげて泣いています。かつては彼を錆びつかせた涙が、過去の傷を癒す愛と悲しみの霊薬になるのです。涙は、悲しみを洗い流します。

物語の終わりは、ブリキ男がこの物語を通して表してきた優しい心を見つけます。ブリキ男がオズの魔法使いに心を求めた時、ブリキ男はすでに自分の中に心があることに気づいたのでした。探していたものは、すでにブリキ男の中に存在していたのです。

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