新年度の緊張と忙しさでいっぱいいっぱいのあなたへ

 

新年度が始まりました。なにかと忙しく、緊張したり、興奮したり。あなたは緊張と興奮で自分の疲れに気づいていないということはありませんか?

 

<初めての東京訪問から帰宅すると……>

2016年の3月下旬、私は東京の神田で行われた電子書籍出版スクールに参加していました。初めての東京訪問でした。講義は充実していて、「講義内容が熱い内に宿題をしよう」と固く決意して、京都に帰りました。

 

ところが、帰宅翌日、目が覚めると午前10時を過ぎていました。何とか起きて朝食をとりましたが、すぐベッドに逆戻りして、夕方まで眠ってしまったのです。それから、渋々起きて夕食を取り、必要最低限のことをすると、またベッドに直行でした。

 

 

翌々日もほぼ同じようなパターンでした。ただひとつ違ったのは、異常に甘いモノが食べたかったことでした。家にあった箱詰めのバームクーヘンと自分が東京で買ってきた「東京ばな奈」をガツガツむさぼり食べてしまったのでした。

 

私は、以前、肥満に悩み、苦労してダイエットしたので、できるだけ間食しないようにしていたのです。でも、その時は、どうしても自分にストップをかけることができなかったのでした。

 

3日目も同じで寝ても寝ても眠く、甘いモノにもストップがかからず、バームクーヘンと「東京ばな奈」を全部食べてしまったのでした。

 

<被害妄想が……>

少し身体的な疲労が回復すると、今度は被害妄想に囚われ始めました。何もかもが怖くて怖くて仕方がありませんでした。

 

寂しさと不安でいっぱいで、親しい友だちにメッセージを送りましたが、なかなか既読になりませんでした。「私には返信したくないのだ」「私を前から嫌っていたんだ」と被害妄想に苦しみました。

 

数時間後、友だちからメッセージが来て、「今日は出かけていたので、バタバタしていて今やっと返信です」と友だちはいつも通りでした。私は疲労から被害妄想全開になっていたのです。

 

 

<疲れたら休養を!>

「ああ、アカン! 疲れたらネガティブになってしまう。しんどい時は楽になるまで眠ろう。疲労が回復したら、自然にやる気が出てくるから」と思うと、気持ちがとても楽になりました。

 

幸い、その翌日はちゃんと起きて普通に食事し、出版スクールの宿題を始めることができたのでした。

 

新年度が始まり、気分も新たに新生活を始める時は、緊張と興奮で自分の疲れに気づいていない状況が多々あるのではないでしょうか?どうか、自分の心や身体から送られてくるメッセージを敏感に受け取ってあげて下さいね。

 

京都在住セラピスト作家:村川久夢(むらかわくむ)

 

 

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