【ああ、京都人】仁丹の琺瑯製町名表示板~区か區か?~

   

京都のまちを歩いていると、仁丹の琺瑯製町名表示板を見かけます。大礼服すがたの男性の絵と合って、私はおしゃれに感じるのです。気づかなかったのですが、同じ仁丹の琺瑯製でも、旧自体の町名表示板と新字体の町名表示板があるのです。京都に残る仁丹の琺瑯製町名表示板のお話です。

 

<町名表示板とは?>

 

 

【街区表示板(がいくひょうじばん)とは、日本の市区町村における住居表示を実施している区域で、街区を表示している細長いプレートのことをいう。(中略)

 

町名表示板などと呼ばれるが、こちらは街区表示板とは異なり設置義務はなく、地方自治体が設置するほかライオンズクラブなどの慈善団体が地方自治体に寄贈する、あるいは企業が広告を兼ねて設置する例もみられる。

 

現在京都市内などに見られる、1910年に設置された森下仁丹株式会社設置の町名表示板が日本で最初だと言われる】(ウィキペディアより)

 

 

 

 

<区か?區か?>

この琺瑯製の町名表示板は、仁丹が設置したいわば広告なんですね。

 

仁丹の琺瑯製町名表示板は、人気があって、町名表示板の代名詞的存在ですよね。琺瑯引きに筆文字、大礼服姿のおじさんが合って、京都の街並みにしっくりなじんでいるように思います。

 

仁丹の琺瑯製町名表示板を見かけると、興味深く感じて、写真を撮っていたのです。その時は、気づいていなかったのですが、行政区を表す「区」の字が、旧字体の「區」になっている町名表示板と新字体の「区」になっている町名表示板があるのです。

 

下京區(旧字体)

 

下京区(新字体)

 

 

仁丹製の町名表示板は大阪、名古屋、東京などにも設置されたそうですが、その多くは戦災で失われたようです。

 

数多く残る京都でも、近年、町家が消えていくのとともに琺瑯看板も失われつつあり、それを惜しむ声を受けて、森下仁丹さんが新たに設置を決められました。「復刻」ではないので、「区」も新字体で、左から右に書かれているのです。

 

<上京区か?中京区か?>

私はまだ見たことがないのですが、旧タイプの仁丹琺瑯製町名表示板が設置された時と、仁丹の琺瑯製町名表示板が失われるのを惜しむ声を受けて、森下仁丹が新たに琺瑯製町名表示板を設置した時とでは、行政区が変わっていて、旧の町名表示板では「上京区」だった地域が、新しい町名表示板では「中京区」になっていることもあるようです。

 

※追記)この記事を投稿した後で、旧町名表示板は「上京区」で、現町名表示板では「中京区」の町名表示板を見つけました。中京区の小川通三条上るの町名表示板です。同じ建物の違う側面に設置されていました。

 

同じ場所なのに行政区が違う町名表示板

 

<町名表示板にちょっと注意を>

1910年に森下仁丹が設置した琺瑯製の町名表示板が、今も多く残っているのが、京都らしいですよね。

 

フリガナ付きの町名表示板

 

 

仁丹の琺瑯製町名表示板の「区」の字が「區」か「区」か、同じ場所なのに町名表示板の行政区が違っている場所等、京都を散策する時に、ちょっと建物の壁等の町名表示板に注意してみると、京都散策がより面白くなるかも知れないですね。

 

 

作家:村川久夢(むらかわくむ)

 

 

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