インナーチャイルドカード「ワンドのチャイルド」は、「星の王子さま」です。「インナーチャイルドカード物語」を書くにあたり、サン・テグジュペリの『星の王子さま』を読みました。砂漠で出会った不思議な少年「星の王子さま」。王子さまが出会った人や動物や植物との対話に、私は考えさせられました。王子さまは忘れていた純真な心を思い出させてくれたのです。

<インナーチャイルドに捧げた物語>
『星の王子さま』の作者サン・テグジュペリは、本を友人のレオン・ヴェルトのために書いたと言っています。そして、献辞で以下のように述べています。
「ぼくは、彼の中に住んでいるインナー・チャイルドにこの本を捧げたいと思います。どんな大人の中にも、インナー・チャイルドが住んでいるものです(もっとも、そのことを自覚している人は本当に少ないのですが)。
そこで、ぼくは献辞をつぎのように書き直そうと思います。この本をレオン・ヴェルトのインナー・チャイルドに捧げます」(サン・テグジュペリ『星の王子さま』より)

<目に見えない大切なものを見ようとする大人>
『星の王子さま』を読み進めていると、こんな一節がありました。
もしあなたが大人たちに対して、「バラ色のレンガでできた、とても美しい家をみました。窓にはゼラニウムの花が飾ってあり、屋根には鳩がとまっていました」と言っても、大人たちは、それがどんな家なのか全く見当もつきません。
その代わりに、あなたがこう言ったとしましょう。「一億二千万円の家を見ましたよ」すると、彼らはこう言うでしょう。「それはあさぞかし素晴らしい家だったでしょう!(中略)大人って、そんなものなのです。大切なことは何もわかっていません」
(サン・テグジュペリ『星の王子さま』より)

素敵な家の価値を表す時、数字は便利です。でも、数字にしか関心がない大人にはなりたくないですよね?
人生とは何かを、本当に大切なものは目に見えないことを知っている大人に、目に見えない大切なものを見ようとする大人でありたいと思いませんか?
<空想を巡らせた自由な幼い心>
『星の王子さま』を読み、「ワンドのチャイルド」を眺めると、インナーチャイルドカードにおとぎ話や童話が描かれているのは、幼い日に本を読んで空想を巡らせた自由な心を思い出させるためだと改めて感じます。
私は幼い頃、過干渉で支配的な家庭で育ちました。そんな環境でも、幼い私の心が何とか自由に生きられたのは、本を読むことができたからだと痛感します。本を読んで空想を巡らせている時は、私の心は自由だったからです。
大人になった私が、心の制限から解き放されたのは、インナーチャイルドカードセラピーと出会い、おとぎ話や童話の世界で、再び自由に心を遊ばせることができたからだったのです。

<インナーチャイルドを癒やす>
インナーチャイルドカードに描かれているおとぎ話や童話の絵を眺めて、常識や正論や世間体や人の評価から自由だった頃のあなたを思い出して下さい。
あの頃の夢、あの頃の希望、あの頃の不安、あの頃の恐怖を、今のあなたがしっかり捉えて、夢や希望を実現し、不安や恐怖は取り除いてあげることが必要なのです。それがインナーチャイルドを癒やし、今のあなたの人生をより良く生きることにつながるのです。
<新しい時代を想像するためにやって来た子ども>
インナーチャイルドカードの創始者であり、インナーチャイルドカードの作者イーシャ・ラーナーさんは、「ワンドのチャイルド:星の王子さま」について下記のように述べています。
「星の王子さま」は、私たち一人ひとりの中にいるスターチャイルドです。スターチャイルドとは、新しい時代を創造するためにやって来た世代の子どもなのです。
私たちはみな、自分の人生に特別な使命を持っています。私たちが運命に打ち勝ちたいならば、私たちが誰であり、なぜ自分の人生という贈り物を与えられたのかを思い出さなくてなりません。それを思い出させてくれるのが、星の王子様なのです。

✿村川久夢インナーチャイルドカードセラピー講座✿

「村川久夢インナーチャイルドカードセラピー講座」では、オリジナルテキストや資料を使ってレッスンを行っています。レッスン内容も資料もわかりやすく、「心が癒やされる!」と好評を頂いています。あなたも講座を受けてみませんか?講座については下記案内ページをご覧下さい。体験レッスンもご用意しています。
*----------*
✿村川久夢著『50歳から夢を追いかけてもいい5つの理由』✿

*電子書籍(Amazon Kindle「読み放題」に登録されている方は0円でご購読いただけます。一般価格は550円です)下記ボタンよりお申込み下さい。
*----------*
*村川久夢ホームページトップには、新著『50歳から夢を追いかけてもいい5つの理由』に頂いた感想を多数掲載しています。