スキルが全部身についてからスタートしようなんて馬鹿げている

私は昔、編物作家になろうと思った時期がありました。でも、諦めてしまいました。諦めた理由はいろいろありますが、理由の1つに「編み図(編み方を編み目記号で描いた設計図のようなもの)が描けない」ということがありました。編み図を描くスキルがないことを、夢を諦める理由にしてしまったのです。

 

<編み図は描けないけれど>

編物作家になることは諦めましたが、編物好きの私は、ブログに「ハンドメイド」というカテゴリーを持っています。私のオリジナル作品が1つだけですがあります。基本的な編み方で編める「久夢オリジナルひまわりのアクリルたわし」です。「ひまわりのアクリルたわし」の編み方は、好評でけっこうよく検索されています。

私は編み図が描けないので、編み方を全て言葉で書きました。編物初心者には、編物記号で描かれた編み図より、私が言葉で説明した編み方がわかりやすかったようです。

 

 

<諦める口実>

今、振り返ると、編物作家になりたかったあの頃、例え編み図が描けなくとも、まずは自分の作品をガンガン編んだら良かったと思います。編み図は描く必要に迫られた時に練習して描けば良かったのです。編み図が描けなかったら、言葉で説明したらよかったのです。動画を使っても良かったのです。

 

今から思うと、私は編み図を描くスキルがないことを、編物作家を諦める口実にしていたように思います。厳しいプロの世界に入るのが怖かったのでしょう。

 

<必要なスキルは活動しながら身につける>

その後、私はインナーチャイルドカードセラピーに出会いました。そして、インナーチャイルドカードセラピーのセッションやレッスンを重ね、自分が心から書くことで自己表現することを望んでいることに気づいたのです。

※インナーチャイルドカードセラピーとは

 

現在は、ブログを毎日書き、原稿を書き、読んでもらう努力をしながら作家活動を続けています。書くスキル、伝えるスキル、読んでもらうためのスキル、作家として必要なスキルは活動を続けながら身につけます。「書くスキルができてから」「作家としての自信がついたら」なんて考えていても、そんな日は永遠に来ないからです。

 

 

<今できることをまずやってみる>

私は大学生だった頃に、「才能がないから」「私が作家なんておこがましい」と作家になることを一度は諦めました。でも、あの頃、作家になりたいなら、まずは作品を書くべきだったと思います。

 

今も私に才能があるかないかなんてわかりません。作家を名乗ることに全く躊躇がなくなったわけではありません。でも、例えどんなに「才能ない」「作家を名乗るなんておこがましい」と言われても私は書き続けたいです。どんなに報いられなくても、書くことが好きで続けられるのが、私の才能だと思っています。

 

もし今のあなたに、夢を実現するスキルがなくて自信がもてなくても、スキルが全部身についてからスタートしようなんて考えないで下さい。まず、あなたの夢に向かって、今できることを、やってみることです。続けられる情熱があなたの自信や才能になるからです。

 

【村川久夢ホームページ】

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