コンプレックスを克服するための方法

私はボイストレーニングを始めて、

歌う楽しさを知り、音楽は文字通り

「音」を「楽しむ」ものだと実感しました。

 

それまでの私にとって音楽は、

鑑賞専門で、

「楽器を演奏したり歌ったりなんて

私にはムリ!」と思い込んでいました。

その背景には、

諦めと楽譜が読めないという

深いコンプレックスがありました。

 

 

✿音楽と縁がなかった学生時代✿

 

子どもの頃、私は歌ったり、

子ども用の卓上ピアノを

弾いたりすることが好きでした。

ピアノを習いたくて親にねだりましたが、

「うちのどこにそんなお金があるの!

それにこの狭い家の

どこにピアノを置くの!」と言われ、

即刻却下でした。

 

小学校では音楽の時間は好きで、

歌うことが大好きでした。

でも、中学に進学すると、

学校が荒れていて、

音楽の授業が成立していませんでした。

 

中学の部活動で吹奏楽部や合唱部に

入部しましたが、指導者もなく、

部員の減少で廃部になってしまいました。

 

その頃、フォークギターが流行り、

近所にギター教室が開かれました。

友だちから一緒に習いに行こうと

誘われましたが、

その時も親がお金を出してくれずに

諦めました。

 

もうこの頃になると、

音楽は鑑賞専門になっていました。

 

高校の芸術科目では、

書道を選択していたので、

私が音楽教育を受けたのは、

中学が最後でした。

 

音楽は好きなのに叶わなかった。

ぼんやりと音楽に対して

コンプレックスを抱いていました。

でも、そんなに深刻なものでは

ありませんでした。

 

 

✿こんなことも知らないの!✿

 

私が深刻な音楽コンプレックスに

陥ったのは教師になってからでした。

私が教師だった頃は、

合唱コンクールの時期、

音楽の時間だけでなく、

ホームルームでも合唱練習をしました。

ホームルームで指導するのは担任です。

 

楽譜が全然理解出来ない私は、

ピアノ伴奏をする生徒に、

ソプラノパート、アルトパート、バスパートと

ピアノで弾いて録音してもらい、

それを聞いて覚えました。

必死で覚えて指導しました。

 

職員室に帰ると同僚が楽譜を見ながら、

音楽科の同僚に尋ねたり、

みんな当たり前のように

楽譜を読んでいるように

当時の私には感じられました。

 

ある学校でお高くとまっている

苦手な音楽科の同僚がいました。

彼女は合唱コンクールの時期になると、

「久夢さんのクラスの曲、

~な部分が一拍ずれているし、

クラスで指導しておいて」とか

「ソプラノの~部分が間違っている」等々、

私には理解すらできないことを

指導するように言われました。

 

私が楽譜を読めなくて、

指摘されていることを

理解できないと言うと、

「こんなこともわからへんの!

信じられへん!」

と強烈にバカにされました。

 

彼女とは6年間同じ学年でした。

毎年、合唱コンクールの時期には、

同じようなことの繰り返しでした。

私は深刻な音楽コンプレックス、

楽譜アレルギーに陥りました。

 

 

✿コンプレックスの正体がわかった✿

 

あれから20年以上たって、

ボイストレーニングを始めたことで、

私は音楽の楽しさを知りました。

楽譜が読めなくても、

ボイストレーニングのレッスンは

普通に受けられました。

 

先日、私がどうしても

リズムがつかめない部分があり、

先生がホワイトボードに音符を書いて、

手を叩いて、

リズムの説明をして下さいました。

 

「あ~~~!

音符とはそういうことだったのか!」

とものすごく納得できました。

 

「音符は英語で言えばアルファベット、

編物で言えば編み図記号なんだ」

とわかりました。

「ああ、そうだったのか!」とわかると、

胸がす~として感動さえしました。

 

 

✿コンプレックスを克服するための方法✿

 

人に出来ないことがあるのは普通です。

全てのことが出来る人なんていません。

 

コンプレックスを感じるのは、

やってみたいのにできない葛藤から

生まれるのだろうと思いました。

 

私は英語の教師でしたが、

英語嫌いの生徒も

「ああ、そういうことだったのか」

と理解できると英語アレルギーを

克服したも同然でした。

 

私はミュージックスクールで

先生に音符の説明をしてもらった時に、

楽譜というコンプレックスの正体を

理解しました。

 

コンプレックスは人と自分を比べて

「自分は劣っている」と感じるから

つらいのだと思います。

私の楽譜コンプレックスも、

楽譜が読める人に対して、

読めない自分という構図になるから、

劣等感に陥ったのだと思います。

何もかもできる人なんていません。

それに、人と自分を比べて

優越感にひたるのも虚しいことだと感じます。

 

コンプレックスを克服するためには

コンプレックスに感じることと向き合って、

その正体を見抜くことが必要だと感じました。

 

そして人と自分を比べて、

「劣っている」

とコンプレックスを感じる必要もないし、

「勝っている」

と優越感にひたるのも虚しいと思います。

 

私は私、あなたはあなた、

できることとできないこと、

違っていて当然だと思うことです。

 

 

 

 

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