あなたのためを思って

長い片思いの末に撃沈したことがあった。

事実を受け入れることができないで、

自分の都合の良いように解釈して

一時しのぎしていた。

 

頭がショックでぼんやりしていた時、

その頃、仲良くなった女性に、

「私のすごい都合のいい解釈だけれど、

自分に都合よく考えて、

一時しのぎしています。」

とメッセージした。

 

正直、アドバイスは求めていなかった。

ただただ、

 

「それはつらかったね。

気持ちわかるよ」

 

と言って

気持ちを聞いて欲しいだけだった。

 

なかなか彼女から返事が来なかった。

やっと来たメッセージは、

 

「もっと彼の気持ちを

聞いてあげれば良かったのにね」

「どうしたら彼が喜ぶかを

考えてあげたら良かったのにね」

「私は誰よりも(彼女の)彼の気持ちを

わかってあげているわ。

久夢さんも自分の気持ちよりも

彼の気持ちをもっと

考えてあげるべきだったわね」

 

などの言葉が並んでいて、

私の逃げ道を尽く塞いで、

傷口に塩を塗りつけるような

思いやりのないメッセージだと思えた。

 

「このメッセージは心を鬼にして、

あなたの為を思って書きました」

と結ばれていた。

 

正直に言うと、

 

「状況を考えてよ!

私だってあなたに言われなくても、

現実を受け止めるべきだとわかっている。

でも、それが辛くて耐え切れなくて、

今、一時しのぎしていると

はっきり書いたのに」と思った。

 

彼女は善良な真面目な人だ。

真剣に私へのメッセージを

書いてくれたのだと思う。

 

でも、「あなたの為を思う」なら、

つらがっている私に

寄り添ってほしかったと私は思う。

 

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*鬱・夫の死を克服した作家&

インナーチャイルドカードセラピスト

村川久夢(むらかわ くむ)

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