病めるときも健やかなときも~「病めるとき」を共に生きる難しさ

 結婚式では、神道でもキリスト教でも、「病めるときも、健やかなときも……」と誓いますよね?

新郎も新婦も「病めるときも、健やかなときも支え合い一緒に乗り越えよう」と心に誓うでしょう。私もそうでした。

 

 

でも、その誓いの重さを実感するのは、共に暮らしてからだったのです。

この記事では、もとは他人だった二人が「病めるときも健やかなときも」夫婦として暮らすためにどうしたらいいのかを考えました。

 

夫と共通の友人に、簡単で美味しい料理のレシピを送ったことがありました。

すると、友人が「旦那さんが、よく久夢さんの料理を自慢してたよ」と教えてくれたのです。

 

 

夫は照れ屋で無口。そんなことを言っていたとは思いもしなかった私は、胸がジーンとしました。

そういえば、私が「今日の料理は失敗したかな……」と思う日も、夫は「美味しい!」と言って食べてくれたことを思い出したのです。

 

でも同時に、夫になかなか気持ちをわかってもらえなくて、悩んだことも思い出しました。

夫はとても善良な人でしたが、人の気持ちを上手に察したり、自分の気持ちをことばにしたりできない人だったのです。

元気で病気一つしない健康な夫は、うつ病に苦しむ私を理解できませんでした。

うつ病で苦しむ私に、「だいたいお前は考えすぎやから、そんな病気になるんや」などと酷いことばを悪気なく言うのです。

「つらくてこれ以上は仕事を続けられない! 辞めたい」と夫に相談すると、

「辞めて何するんや? どうせ家でブラブラしているだけやろう」と言って取り合ってくれなかったのです。

その時、私は夫を心底憎みました。

 

 

私が元気で頑張っている時は、優しかったけれど、うつ病になったら冷たくなった夫を恨んだのです。夫はうつ病で寝てばかりいる私を理解できなかったのでしょう。

私たちは離婚寸前まで追い詰められました。離婚届を前に二人で本気で話し合ったこともあったのです。

 

 

そうして、夫もやっと病気のつらさ、理解されない私の苦しさを、わかってくれました。

夫は病気で足手まといになったから冷たくしたのではなく、うつ病を患う私にどう接したらいいのかわからなかったようです。

当時はそんな夫を理解できず、ずいぶん苦しみましたが……。

夫が亡くなってからは、自分が病気がちだったことを大変申し訳なく思い、罪悪感すら抱きました。11月22日「いい夫婦の日」がとても嫌いでした。病気ばかりしていた自分を責めてしまうからです。

 

結婚生活を送るうちには、配偶者を看病したり、看病されたりすることもあるでしょう。看病や介護が短期間で終わらないこともあります。

特に、高齢になったとき、老老介護で配偶者の介護をするのは、精神的にも肉体的にも本当にキツイです。

結婚式で「健やかなときも病めるときも」と誓いますが、実際に結婚生活を送って、誓いのことばの重みを知るのですね。

夫が亡くなってから17年の歳月が流れました。私が夫と暮らしたのは14年間。一緒に生活したときより、別れてからのときが長くなりました……。

病気がちだった私と健康そのものだった夫、わかりあえなくて悩んだときもずいぶんありました。

今は、夫が悪気で私の病気を理解しようとしなかったのではなく、「できなかった」のだとわかりますが……。

もとは他人だった夫婦、価値観や生活習慣が違うのは当たり前なんです。当時の私は、「自分が正しい」と思って、夫を説得しようとしていました。

 

 

でも、「わかり合えないのは当然だ」と知って、お互いに歩みよることが大事だったのだと思うのです。そうして夫婦の情も生まれるのでしょう。

これを若い頃から知っていたら、話しても話しても通じなくて虚しい思いをしなくても良かったのにとつくづく思います。

 

 

夫と暮らした歳月より別れてからの歳月が長くなった今、「病めるときも健やかなときも、助け合い支え合う」と誓う意味の重さを、しみじみと感じています。

(病めるときも健やかなときも~「病めるとき」を共に生きる難しさ:村川久夢)

 

 

 

 

 

 

 

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