真剣に切羽詰まってやる気を奮い起こす時、人は凄い力を出すのです!

「先生!うちの子、ゲームばかりして、

全然勉強しないんです!」

 

教師だった頃、

保護者懇談会や家庭訪問などで、

たびたびお聞きした

保護者の嘆きの声です。

 

とても真面目な教師だった私は、

どうして生徒をやる気にさせるか

保護者と一緒に

必死になって考えたものでした。

 

勉強しない子どもから

ゲーム機を取り上げて、

塾に通わせたり、

家庭教師をつけるご家庭もありました。

 

でも、勉強しない子どもに

どんなに必死で「勉強しなさい!」

と言っても逆効果になることが

多かったように思います。

 

教師を辞めて約10年経ちました。

気楽な立場になったから

言えるのかもしれませんが、

「もっと本人を

切羽詰まらせたらよかったかな」

と今は思います。

 

勉強したくなかったら

しなければいいんです。

テストの点数は下がり、

成績も下がります。

 

それで「やばい!」

と思ってする気になればしめたものです。

 

でも、中には

本当に勉強しない子もいるんですよね。

授業中も寝てばかりとか。。。

 

正直、保護者や教師は焦ります。

はい、本当にもうジリジリという感じです。

 

あの頃は焦る心を抑えて、

「やる気になったら

いつでも教えてあげるから

私のところに来なさい」

という意味のことを言っていました。

 

生徒が本当に困って、

「先生、教えて!」と言ってくるのは、

3年生で部活動を引退した

秋頃が多かった記憶があります。

 

でも、本人が真剣に「やばい!」

と思ってやる気を出した時は、

子どもの力って驚くくらい伸びるんですよね。

 

教師時代のことを思い出しながら、

それは子どもに限ったことではないな

と思います。

大人だって同じだと。

 

真剣に切羽詰まってやる気を奮い起こす。

その時、人は凄い力を出すのです。

 

私は夫が死に、鬱が悪化し、職を失い、

自暴自棄な生活を

していた時期がありました。

眠っている時、食事をしている時、

お手洗いに行く時以外は、

ネット漬けの生活をしたことがありました。

まさしくネット依存でした。

 

その時、主治医から、

「依存は薬で治らないよ。

自分で治す気がないなら、

病院に来なくてもいい」と言われ、

切羽詰まって生活を立て直しました。

 

それまでは信頼する主治医に

頼り切っていたのですね。

甘えていたのです。

 

だから思うのです。

「もっと本人を

切羽詰まらせるべきだったかな」と。

切羽詰まる時と言うのは、

自分と真剣に向き合う時だと思います。

 

甘えて逃げている自分を

時には切羽詰まらせるのも

いいかも知れないですね。

 

 

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*鬱・夫の死を克服した作家&

インナーチャイルドカードセラピスト

村川久夢(むらかわ くむ)

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