幼い心の傷が癒やされた時、未来が変わる––インナーチャイルドの声を聞く

 

幼い頃の心の傷が、大人になった今も自分に影響を与えている––そんなふうに感じたことはありませんか?

 

私自身も幼い日に心を傷つけられたことで、「生きづらさ」に悩み、心を制限されて苦しんだ一人です。

 

    

私が幼い頃、心を制限され、子どもらしくのびのびと生きられなかったのは、明治の価値観や考え方を頑なに守っていた父方の祖母の影響でした。祖父母と同居していたので、私は祖母の影響をもろに受けて育ったのです。

 

 

幼い頃、私は祖母から、「お前は足が弱い、外を歩く時は必ず大人と手をつないで歩きなさい。絶対に走ってはいけない」と言われていました。

 

私は特に足が弱いわけではありませんでしたが、祖母のありがたくない配慮のおかげで虚弱に育ってしまったのです。

 

 

祖母は私が家の外で遊ぶことを極端に嫌がり、活発な同年代の子どもと仲良くするのを嫌いました。

 

 

外で身体を動かして遊んだ経験がなかったので、走ったり飛び上がったり身体を動かすことに恐怖感を感じるようになっていました。

 

祖母なりの愛情だったのでしょうが、子どもだった私は目に見えない何かに縛られ、とても窮屈だったのです。結局、目に見えない何かは、後々まで私を苦しめました。

 

私は小学校に入学して、集団生活がまったくできず、困ることが本当にたくさんありました。特に、体育に悩まされました。私は集団競技が超苦手でした。

 

学級の時間にソフトボールをした時は、グローブをどちらの手にはめるのかすらわからず、チームの足を引っ張ってしまったのです。

 

私のチームが負け、やんちゃな男の子に肩を掴まれて、「お前のせいで負けたやんけ!」と言われ、申し訳なく情けない思いをしたのでした。

 

 

祖母は私が高校3年になるまで存命で、私に影響を及ぼしていたのです。私は本ばかり読んでいました。本に逃げるしかなかったのでしょう。悩みや鬱憤は日記に書きなぐっていました。

 

人付き合いが苦手で、友だちを作れない、人と打ちとけられない自分にずっと悩み、常に生きづらさに悩んでいたのです。

   

50代半ばになって、私はやっと生きづらさの原因に気づき、それを克服できたのでした。生きづらさを克服できたのは、インナーチャイルドカードセラピーに出会ったからだったのです。

 

インナーチャイルドカード

 

インナーチャイルドカードセラピーのセッションで、おとぎ話や童話が描かれた色鮮やかで綺麗なカードを見て、心に浮かんだことや、カードから受けた印象を書き出し、セラピストに語りました。

 

 

カードから受けた印象を話すうちに、ずっと我慢して何かを望むことすら諦めてしまった幼い私の姿が浮かび上がってきたのです。

 

「幼い私は望むことは何も叶えられず、望まないことを強いられていたのか! 我慢ばかりしていたのか!」と痛感したのでした。

 

 

インナーチャイルドカードセラピーの経験を重ね、私の中に今も存在する傷ついた幼い私、つまり私の「インナーチャイルド」の傷を癒やし、生きづらさを克服することができたのでした。

   

インナーチャイルドカードセラピーに出会う前に、自分の生きづらさをわかって欲しくて、信頼していた先輩に祖母のことを話すと彼女はこう言いました。

 

「いつまでおばあちゃんのせいにするつもり?」

 

 

大変なショックでした! 苦しんでいる人に言うことばではないだろうと強い反発を覚えました。

 

セラピスト作家として経験を重ねると、生育歴や親との関係に悩む人の多さに驚きます。

 

父は、90代になっても自分の母親が頑固で厳しく怖かったこと、無条件に自分を愛してくれなかったことを無念そうに話すことがありました。

 

親との関係に悩む人が、50代、60代であっても、70代、80代、90代であっても、幼い心の傷を癒すのに年齢は関係ないのです。

 

「いつまで親のせいにするつもり!」などということばはもっての外です。

   

あなたが原因不明の生きづらさを感じる、生育歴や子どもの頃のつらい経験に影響されていると感じたら、静かな落ち着ける場所で、幼い頃の自分が何を望んでいたか、どうして欲しかったかをじっくり感じてみて下さい。

 

 

父親や母親の暴力が怖かった。納得できないことに従わなければならなかったことが悔しかった。ごみ箱のように愚痴のはけ口にしないで欲しかった。なんでも禁止しないで欲しかった。

 

傷ついた幼い自分の言い分をしっかり受け止めてあげて下さい。

 

 

「もう大丈夫だよ! あなたには私がついているから。私はどんな時もあなたの味方だよ」と言って傷ついた幼いあなたを、両手を開いて優しく抱きしめてあげて下さい。

 

 

そして、幼いあなたの望みを、大人になったあなたが叶えてあげるのです。傷ついた幼い心を癒すうちに、自然に大人になったあなたも生きづらさから解放されるのを感じるでしょう。

 

インナーチャイルドを癒すことが、あなたを生きづらさから解き放ち、あなたが心から何を望んでいることが何かを教えてくれるのです。

 

大人になったあなたが、幼い傷ついた心の声に耳を傾けて下さい。何かを望み、どうしたかったのかを聞いて、叶えてあげましょう。

 

幼い頃の心の傷を癒すことで、大人になったあなた自身も自由になれます。その第一歩を、ぜひ今日から踏み出してみてください。

 

 

 

 

 

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