<猫への思いが深すぎてペットロスに>
あなたは、家族の一員だった猫や犬などを失った悲しさを経験したことがありますか? どんなに小さな命でも、それが与える愛の力を感じたことは?
家族のような存在だったペットを失った時、心にぽっかり穴が開くような感覚に襲われたことはありませんか? 私は、そんな痛みと向き合いながら、猫たちがくれた無条件の愛の意味を知りました。

私は昨年の7月に愛猫のクムとピユを相次いで亡くしました。私には強烈な衝撃で、私はペットロスに陥ってしまったのです。11月からはペットロスが悪化し、うつ状態になり、今年の6月まで寝込んでしまいました。
でも、だからと言って、「こんなにつらい思いをして、8ヶ月も寝込むことになるなら、猫なんて飼わなければよかった」とは、思わないのです。
<何の見返りもなく愛せた>
私は、チャオ、ミロ、クム、ピユ、マゼ、クロの6匹の猫を飼いました。猫たちは、本当に困ったことばかりしてくれるのです。でも、私は猫たちに何の見返りも求めずに、ただただ可愛がっていました。
私が眠い時や疲れている時も、猫たちは「餌ちょうだいにゃ~! 早くくれにゃ~!」とねだってきます。多頭飼いしていたこともあって、猫トイレの掃除にも追われました。家のあらゆるところで爪とぎをしたり、おしっこをしたりして、家をボロボロにしました。

それでも、元気で暴れまわっている方がまだましでした。
今年は6月頃から猛烈な暑さでした。わが家で生き残っていた高齢猫のクムとピユは、だんだん餌を食べなくなり、一時は水すら飲まなくなったのです。
特に、ピユの状態が悪く、毎日、動物病院に連れて行っても、ピユは骨と皮だけにやせ細ってしまいました。餌も液体総合栄養食にして、シリンジで強制的にあげないと、受けつけなくなっていたのです。
まだ自力で歩けましたが、あちこちでオシッコをもらすのです。私は、一日じゅうピユに液体総合栄養食をあげるのと、雑巾を持って床を拭くのとに追われていました。
「アホな子ほど、可愛い」と言いますが、手がかかるようになって、一層、ピユを可愛く感じるようになったのです。

<ピユに生きてほしい私のエゴ?>
暑さや腎臓機能の低下によって、ぐったりして、食欲不振のピユにとって、私は「嫌な存在」になっていたようです。
餌がほしくないピユに、一日に何度も液体総合栄養食を無理やり飲ませる。毎日、キャリーバッグに押し込んで、動物病院に連れて行き、点滴をさせ腹水を抜かせる。家に返ってくると、すぐにまた無理矢理シリンジで液体の餌や薬を飲ませる。
私は、ピユが衰弱していくのが嫌で、せっせと強制給餌に励んだり、動物病院に連れて行ったりしました。たとえ、ピユに嫌われても……。つらい治療に連れて行ったり、嫌がるピユに液体栄養食を飲ませたりする時は、私にとって葛藤の時間でもありました。
「ピユに死なれるのが嫌な、私のエゴかも知れない」と悩んだりもしました。
強制給餌が済むと、しばらくピユを抱きしめて、いろいろ話しかけました。ピユがゴロゴロ言ってくれたら、ホッとするのです。

<闘う猫が私を支えてくれた>
意外にも悩む私を支えてくれたのは、苦しい状況でも一生懸命に生きようとしているピユでした。「ピユがこんなに必死で生きようとしているのに、私がオロオロしてどうするのだ!」と思ったのです。
ピユの生きようとする力を信じようと思いました。ピユと一緒に闘っているような気持ちでした。ピユが生きてくれることを信じて、ピユの世話をして、その夜はピユの横で手を握って寝ました。それがピユと過ごした最後の夜になりました。
ペットの死を「虹の橋を渡る」と言うらしいですね。
ピユの手を握って眠った翌朝、ピユは一生懸命に液体の餌を飲んで、少し元気を取り戻したように見えました。後ろ足が弱って歩けなくなっていましたが、前足で体を引きずって、私の方に近寄ってきました。
ピユが私に近づいてきたとき、ピユの大きな瞳は「おかあちゃん、ありがとう」と言っていました。私はその瞬間、ピユが全力で生きていることを感じ、なんとか一日でも長く生きてほしいと思いました。
でも、昼食後、私が歯を磨いている、ほんの僅かな間に、ピユは虹の橋を渡ってしまったのです。苦しまず静かに息を引き取ったのか、ピユは安らかな眠っているような表情でした。
「ピユ! ピユ! ピユ!」と大きな声でピユの名を呼び、ピユを揺さぶりましたが、ピユが、再び目を開けることはありませんでした。

<無条件の愛を受け取った>
私は全部で6匹の猫を飼いました。同時に5匹飼っていた時もありました。
目覚めた時に、ベッドに猫たちのフニフニの感触と温かさを感じる時、カリカリとドライフードを食べる音を聞く時、猫と暮らす幸せを感じたものでした。

飼い猫が私にする一番イヤなこと、それは私より先に死んでしまうことなんです。猫の命も私の命も永遠ではないのです。
だからこそ、その時そこにいる猫たちを思い切り抱きしめて、幸せを噛み締めて良かったと思います。この幸せは、永遠ではないことを自覚して。

いつも私の側にいて、見返りを求めず愛を注げる存在があったことが、私を支え、元気を与え、癒してくれたのです。見返りを求めずに愛せることが、私を強くしてくれました。矛盾しているようですが、無条件に猫たちを愛せたことが、私が猫たちから受け取った無条件の愛だったと感じます。

今日、大切な存在を思い切り抱きしめ、その存在があなたに与えてくれる幸せを噛み締めてみてください。無条件の愛の力は、あなたをきっと支えてくれるはずです。

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