私、ペットロスから鬱になり、8ヶ月も寝込んでしまったのです。苦しい最中は、「もう治らないのでは……」と焦りと不安でつらかったです。
「今はダメでも必ず楽になる小さなヒミツ」とは、何だと思われますか? 小さなヒミツとは? 実は、心身の休養こそが必ず楽になる小さなヒミツなのです。
「な~んだ……」と思われましたか? 私は心身の休養を心がけ、今は、回復して、鬱になる前より元気にしています。このブログでは、私が回復した方法を具体的にお話しますね。
<一日食べて寝るだけだった>
鬱で寝込んでいた間、トイレや食事以外、朝も昼も夜もウトウトと眠ってばかりでした。眠ってばかりの日が続くと、先が見えなくて、「いつになったら良くなるんだろう……」と気持ちが焦って来ます。
「一日、食べて、寝るだけだ…」と自分が情けなくなり、自分を責めてしまいそうでした。
寝込んでいた頃、焦る気持ちや自分を責める気持ちを感じながらも、「今はただ休むことが私の仕事」と自分に言い聞かせました。自分に優しく休むことが、思っている以上に大事な時間になるかもしれませんよ。
寝たい時は寝る、好きな動画を見て過ごしたのです。そうして、焦らず自分を責めずに過ごすことが、薄紙を剥がすように少しずつ回復する実感をもたらしてくれたのです。
あなたも焦りや自責の念を感じたら、「心身を休めることが、鬱から回復するための私専用のとっておきのセラピー」と考えてみて下さい。
<ライフワーク「書くこと」ができなくなった>
私はブログを書いたり、エッセイや小説を書いたりすることが大好きで、書くことは私のライフワークだと感じていたのです。愛猫たちを失う前は、寝食を忘れるほど精力的に小説を書いていました。
それなのに書けなくなったことは、私にとって大変なショックでした。
診察で主治医に相談すると、「鬱の時は、創作意欲は湧かないよ。鬱が治まったら、また意欲が湧いてくるよ」と言われ、たいへんホッとしました。
原因がわからないと、疑心暗鬼に陥って、あれこれ悲観的になってしまいますが、診察で創作意欲の低下、だるさや過眠も、鬱が原因なのだとわかると、ずいぶん気持ちが楽になったのです。
<回復のために絶対に必要なこと>
今、考えてみると、「食べて寝るだけ」の生活こそ、本当の休養になるのだと思います。自分を責めたり、焦ったりしないように気をつけて、休養を続けると、薄紙をはぐように、良くなるのを感じたのです。休養を取ることで体と心が元の力を取り戻しやすくなったのでした。
少し回復してからは、デイケアのプログラムに参加しました。デイケアで絵を描いたり、お習字をしたり、俳句や短歌を読んだりするようになったのです。作業療法ですね。
「絵を描いたり、俳句や短歌を詠んだりするのも楽しいけれど、やっぱり私は小説を書きたい!」と思ったのです。
心の休養は、回復のために絶対に必要です。まず体を休めることで心も安定し、心身ともに再び動き出す力が湧いてくるのです。このプロセスを焦らずに進めることが、回復に欠かせないと今では実感しています。今できる小さなことから始めて回復を目指せるのです。
今、心がしんどいあなたも、まずは心身の休養を一番の仕事だと思って、ゆっくりと過ごしてくださいね。
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