【短歌が楽しい!】久夢の短歌「10月のベスト5」発表

 

 

 

 今月も短歌が人気でした。自分の感情を短い詩に込めるのは楽しいですね。5・7・5・7・7の31文字で表す短歌。アプリやSNSで共有できるのも楽しみの一つです。あなたは短歌の楽しさは何だと思われますか? 

 

自分の感情、私の場合、暑いとか寒いとかが多いかな? ことばを言い換えたり、削ったりして表現するのは、本当に楽しいです。31文字ぴったりに、ことばがはまった時は、パズルの最後のピースがはまったような、爽快感と満足感でいっぱいです。今月もネットの類語辞典が大活躍でした。

  

短歌の美しさは、31文字の中に感情を凝縮できることにあります。10月という季節に感動した瞬間を、私のベスト5の短歌で感じ取ってください。

  

 

  

 

私は「5・7・5・7・7」という短歌アプリを利用しています。このアプリは、X(Twitter)と連携していて、毎回、Xにも短歌をシェアしています。Xでたくさんイイネを頂いた短歌ベスト5を発表します。

 

 

1位

頭いた耳鳴りだるさ気象病

振り回されるわが世代

 

 

 

 

1位は,意外にも気象病の短歌でした。みなさん低気圧になると、調子悪いですか? 疲れや睡眠不足で自律神経の働きが弱っているのかもしれないですね。健康管理に気をつけたいです。

 

2位

快い季節のせいか絵手紙が

なぜか多いぞ芸術の秋

 

 

 

2位は、芸術の秋を謳った短歌でした。私の10月はひたすらブログ記事やライティングゼミの提出作品を書いていました。睡眠不足で疲れていたのか、短歌を詠めない日もありました。でも、まあ芸術の秋といえるかも知れません。みなさま、10月はどんな秋でしたか?

 

 

3位

『一房の葡萄』幼い日の記憶

学級文庫の香り懐かし

 

 

 

 

3位は、秋の果物の葡萄から、子どもの頃に読んだ有島武郎の『一房の葡萄』を思い出しました。欧米人の先生の白い手と葡萄の色の対比がとても美しく、感動したのを今でも覚えています。

 

 

4位

半袖に薄いカーディ羽織る朝

肌が感じる心地良い秋

 

 

 

 

4位は、短歌の通り、半袖に薄いカーディガンを羽織るとちょうどいい、快い気候でした。あの頃が、一番、心地よい秋だったかな?

 

 

5位

秋うらら日向で眠る愛猫の

 温もり恋し縁側寂し

 

 

 

 

5位は、少し涼しくなって、愛猫たちがいなくなった縁側や猫たちの温もりがないことが寂しくて読んだ短歌です。

 

 

5位

縁石のすき間で咲けど彼岸花 

緋色あざやか秋を彩る

 

 

 

同率5位は、東本願寺お掘りの縁石の間で咲いていた彼岸花を詠んだ短歌です。僅かな土で咲いている彼岸花ですが、お掘りの水面や白壁に映えて、とても美しく風情がありました。

 

 

いかがでしたか? あなたのお気に入りの短歌は、ベスト5に入っていましたか? この中で、あなたが気に入られた短歌はどれかを、是非、コメントで教えて下さいね。

 

 

 

肩こりがわかっていても手仕事す

秋の夜長は作業はかどる

 

『一房の葡萄』幼い日の記憶

学級文庫の香り懐かし

 

もう一度出番が来たぞカラフルに

残り毛糸で編んだ膝掛け

 

  

   

秋雨は心に負った古傷に

脈打つような痛みもたらす

  

捨てられて心閉ざした保護犬は

愛ある主に心かよわす

  

やれやれと一日を終え寝る至福

それを知りつつ起きているバカ

  

縁石のすき間で咲けど彼岸花

緋色あざやか秋を彩る

  

頭いた耳鳴りだるさ気象病

振り回されるわが世代

  

晩秋の近江路訪ね出会いしは

 明治の名残洋館映える

 

  

 

半袖に薄いカーディ羽織る朝

肌が感じる心地良い秋

  

秋うらら日向で眠る愛猫の

 温もり恋し縁側寂し

  

快い季節のせいか絵手紙が

なぜか多いぞ芸術の秋

  

秋を告げ美味しく食す大衆魚

今は不漁で高価な魚

  

フクロウは不苦労だよね

黒い瞳で縁起がいいね

 

  

 

突然に膚寒くなり

温かいうどん恋しや深夜の仕事

  

尾張の地赤みそ文化コク深し

煮込みきしめん旨みがすごし

 

  

 

秋の空 気まぐれだから困るよね

衣服選びが難しい朝

  

散歩道金木犀が香ってる

蒸し暑いけど秋だと気づく

  

大相撲番付発表小結に

ごひいき見つけヤッタ!と叫ぶ

  

神無月夏と初冬をくり返し

心地良い秋いつあったのか?

  

朝寒し数日前は夏日かな

寒暖激し十月も去る

  

  

短歌は、ことばの中に自分の思いを詰め込む魔法のようなものです。日々の感動や気づきを短歌に詠むことで、心が豊かになり、人生に彩りを添えてくれます。

 

短歌は、思わぬ発見や自分の中の新しい感情を引き出してくれる不思議な力を持っています。あなたも、今日から一つ短歌を詠んでみませんか?

 

あなたも短歌の楽しさを一緒に体験してみましょう。 コメントであなたの感想や短歌をシェアしていただけると、とてもうれしいです。最後まで読んで下さって、ありがとうございます。今後ともよろしくお願いします。

 

 

京都在住セラピスト作家:村川久夢

 

 

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黄葉したイチョウと西本願寺伝導院

 

 


 <秋の京都を短歌に詠もう>

 秋は京都が一番美しい時です。そんあ風情ある京都を訪れて、短歌を詠んでみませんか? 感動的な出会いがたくさんあると思います。その一コマを短歌の31文字で表すのは素敵です。

 

村川久夢は、京都生まれの京都育ち。一人の京都人の目を通して、京都や京都人について、拙書『ああ、京都人~今を生き抜く知恵おしえます~』に書きました。また、観光化されていない日常の京都や地元の人に愛されている京都の穴場、食べ物やお店についても新著に書いています。

 

この本を片手に京都を散策し、素敵な短歌を詠んでみるのもいいと思います。 本は下記でご案内しています。 

 

 

 

 

 

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本書で、京都好きな方はもっと深く京都を好きになり、今まで京都と縁がなかった方は京都を身近に感じて頂けると思います。ぜひ「あなたの知らないもうひとつの京都」を見つけてください。

 

 

  

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【村川久夢ホームページ】

【村川久夢の著書ご案内】

 

 

『ああ、京都人~今を生き抜く知恵おしえます』

 

   

*電子書籍(Amazon Kindle「読み放題」に登録されている方は0円でご購読いただけます。一般価格は700円です)下記よりお申込み下さい。

 

*村川久夢著『ああ、京都人~今を生き抜く知恵おしえます~』1章無料公開中 

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*村川久夢ホームページトップには、新著『ああ、京都人~今を生き抜く知恵おしえます~』に頂いた感想を多数掲載しています。

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