【クリスタルのシーカー】自分の強みやパワーに気づいて下さい！

このページでは、インナーチャイルドカードの読み方が分からないあなたのために、出来るだけ分かりやすく、また私自身が実際に遭遇した出来事を物語のような形でお届けしています。

「自分でカードが読めるようになりたい」「お仕事にインナーチャイルドカードを活用していきたい」と考えている、特に初心者の方に向けた内容になっていますので、是非参考にしてくださいね。

【クライアントがカードから受けた印象】

疲労困憊してとぼとぼと道を歩いているライオンは、傷ついて弱っているヘビを見つけます。泉に連れて行って、ヘビを助けてやろうと思ったのです。青い鳥が、泉への道を教えてくれて、小鳥たちは、ライオンに花の王冠を与えようとしています。

【 「クリスタルのシーカー：臆病なライオン」の意味】

シーカー（seeker）は、探求する（seek）人という意味です。シーカーでは、『オズの魔法使い』の登場人物たちが描かれています。彼らは、自分が持っていないと思っているものを探すために旅に出ます。だから「シーカー（探求する人）」の象徴として、『オズの魔法使い』の人物が描かれているのです。

シーカーが、リーディングに現れる時は、理想としているものを、探すために行動を起こす時であり、内側の力を信じて行動を起こす時でもあるのです。

『オズの魔法使い』で臆病なライオンは登場すると、ドロシーたちを脅してドロシーの愛犬トトを追いかけます。でも、ドロシーに鼻を叩かれると、急に弱気になり臆病さを露呈します。ライオンは何でも怖がります。でも、勇気を求めて旅をすることを決意します。

旅の途中、ドロシーが西の魔女に捕らわれると、臆病なライオンは、頑張ってなんとか助けます。臆病なライオンは、オズの魔法使いにこう言われるのです。「危険から逃げるのは臆病ではない。勇気と知恵を混同している」 と。

オズの魔法使いは、臆病なライオンがドロシーを助けた勇気をたたえて、勲章を与えます。ここで臆病なライオンは教えられるのです。「英雄でなくても、だれにでも勇気はある」ということを。そして、必要なときに行動することが勇気だと知るのです。

「クリスタルのシーカー：臆病なライオン」のカードでは、臆病なライオンが黄色いレンガ道をたどり、功績をたたえる花輪を受け取る場面が描かれています。

【リーディング】

カードでは、ライオンが自分のシッポを持っている様子が描かれていますが、このカードを学んだ時、私はライオンが持っているのが、どうしてもヘビに見えました。傷ついて弱っているヘビだと思えたのです。

ライオンのシッポが、傷ついて弱っているヘビに見えたところに、当時の私の気持ちが表れているように思います。ライオン自身も弱っているのですが、ライオンは自分より弱っている傷ついたヘビを見捨てることができないのです。

当時の私は、人の評価を恐れる自意識過剰を克服しようと必死でした。私自身が臆病だったのです。しかし、傷ついて弱っているヘビを見捨てられない優しい気持ちが、自分の強さだと感じていたのでしょう。だから、青い鳥が泉への道を教えてくれて、鳥が花の王冠をくれたのだと感じたのでしょう。臆病なライオンに自分自身を投影していたことを覚えています。

【 「クリスタルのシーカー：臆病なライオン」のメッセージ】

「クリスタルのシーカー：臆病なライオン」があなたのもとに現れたら、あなたの隠れた強みやパワーを引き出して下さい。パワーは穏やかに引き出す場面もあれば、激しく情熱的に示すべきときもあります。

あなたの不安や疑いから生じたのかも知れない誤ったプライドや利己心を、潔さと置き換え、あなたの輝かしい魂の本質を外に向けて放って下さい。

「臆病なライオン」のようにあなたは勝者の花輪を頭に戴くことでしょう。花輪は、あなたが栄光と大変な苦労の末に得たものなのです。

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