【ことばの地域性】「にぬき」って何?食べたことない!

 

 

高校の遠足で、東京から転校して来た友だちと、こんな会話をしました。

    

私:「にぬき食べる?」

友だち:「え~! それ何? 食べたことない!」

   

と、友だちが興味しんしんで言うのです。

   

私:「え~! にぬき食べたことないの?」

  

驚いた私がリュックサックからにぬきを出すと、

  

友だち:「な~んだ! ゆで卵じゃないの!」

 

  

と、友だちは、がっかりして言いました。

 

 

 

最近は関西でも「にぬき」と言わなくなりましたが、同じ物でも、地域によって、呼び方が違うことって、よくありますね。食べ物に限定して、思いつくまま、書き出してみますね。

 

 

ぐじ   甘鯛

てっぱい ぬた

糸こんにゃく しらたき

菊菜   春菊

回転焼き 今川焼

あて   つまみ

かしわ  鶏肉

他人丼  開化丼

 

 

左は、私が思いついた食べ物の呼び方で、右は私がふだん使わない呼び方です。私は根っからの関西人なので、左は関西でよく耳にする呼び方です。

 

ちなみに、私は「他人丼」のことを、関東では「開化丼」と言うことは、このブログを書くまで、知りませんでした。なぜその地域では、そう呼ぶのかを調べると、もっと面白いと思います。

 

また、このブログを書いて、関西のおばちゃんの私でも、最近は、「かしわ」や「にぬき」は使わなくなってきた、と思いました。テレビやコンビニの普及で、地域差が少なくなってきたのかも知れないですね。ちょっぴり寂しい気がする、関西のおばちゃんでした。

 

 

京都在住セラピスト作家:村川久夢(むらかわくむ)

 

 

※ 拙書『ああ、京都人~今を生き抜く知恵おしえます~』3章では、優しく響いて可愛いと評判の「京ことば」について、書いています。「京ことばクイズ」や、京都検定に出てきそうな、古い「京ことば」についても、書いています。

 

【村川久夢新著ご案内】


村川久夢は、京都生まれの京都育ち。一人の京都人の目を通して、京都や京都人について、新著『ああ、京都人~今を生き抜く知恵おしえます~』に書きました。観光化されていない、日常の京都や、地元の人に愛されている京都の穴場、食べ物やお店についても新著に書きました。     

 

 

 

 

 

『ああ、京都人~今を生き抜く知恵おしえます』

   

*電子書籍(Amazon Kindle「読み放題」に登録されている方は0円でご購読いただけます。一般価格は700円です)下記よりお申込み下さい。

 

『ああ、京都人~今を生き抜く知恵おしえます~』Amazonご購入ページ

  

本書で、京都好きな方はもっと深く京都を好きになり、今まで京都と縁がなかった方は京都を身近に感じて頂けると思います。ぜひ「あなたの知らないもうひとつの京都」を見つけてください。

   

   

   

 

*----------*

*村川久夢ホームページトップには、『ああ、京都人~今を生き抜く知恵おしえます~』に頂いた感想を多数掲載しています。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA