高校の遠足で、東京から転校して来た友だちと、こんな会話をしました。
私:「にぬき食べる?」
友だち:「え~! それ何? 食べたことない!」
と、友だちが興味しんしんで言うのです。
私:「え~! にぬき食べたことないの?」
驚いた私がリュックサックからにぬきを出すと、
友だち:「な~んだ! ゆで卵じゃないの!」
と、友だちは、がっかりして言いました。
最近は関西でも「にぬき」と言わなくなりましたが、同じ物でも、地域によって、呼び方が違うことって、よくありますね。食べ物に限定して、思いつくまま、書き出してみますね。
ぐじ 甘鯛
てっぱい ぬた
糸こんにゃく しらたき
菊菜 春菊
回転焼き 今川焼
あて つまみ
かしわ 鶏肉
他人丼 開化丼
左は、私が思いついた食べ物の呼び方で、右は私がふだん使わない呼び方です。私は根っからの関西人なので、左は関西でよく耳にする呼び方です。
ちなみに、私は「他人丼」のことを、関東では「開化丼」と言うことは、このブログを書くまで、知りませんでした。なぜその地域では、そう呼ぶのかを調べると、もっと面白いと思います。
また、このブログを書いて、関西のおばちゃんの私でも、最近は、「かしわ」や「にぬき」は使わなくなってきた、と思いました。テレビやコンビニの普及で、地域差が少なくなってきたのかも知れないですね。ちょっぴり寂しい気がする、関西のおばちゃんでした。
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