父は昨年10月、誤嚥性肺炎で入院しました。一時は命が危ぶまれた時期もありましたが、肺炎は治って、父は回復しました。
認知症が進んで、ものを飲み込めなくなり、胃ろうの手術もしました。胃ろうをしても、口からもものは食べられますが、口からの栄養摂取だけでは足りないだろうと医師からいわれました。
ところが、嚥下のリハビリをしばらく続けると、口から普通に食事ができて、栄養摂取できるようになったのです。
「お父ちゃんは強い人なんだな」と驚きました。
そういえば、90歳の時に圧迫骨折を起こした時も、父は寝たきりになるだろうと家族は諦めていました。しかし、当人は「ワシは90歳やけれど、100歳の人より10歳若い！ また歩けるようになる」と楽観的でした。そして、本当にまた歩けるようになりました。
誤嚥性肺炎や胃ろうについては、父の認知症が進んでいるので、父がどう考えているのかわかりませんが、父は諦めていなかったのだと思います。
父はもうすぐ退院し、介護付き老人ホームに入所します。病院では面会が出来なかったので、やっと父に会えます。
私は容姿も性格も父似です。昔は父に似ていると言われるのが嫌でしたが、今は穏やかで優しく、粘り強い父に似ていると思うと、心強いです。
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