「お母さんとの確執を克服しなさいね」とカードが言った

　

一年を読み解くイヤーリーディング、今年のテーマのカードは、お母さんとの関係を問う「シンデレラ」でした。カードが「お母さんとの確執を克服しなさいね」と言っているように感じたのでした。

　

＜男尊女卑が嫌だった＞

私の母は「親の言う通りになるのがいい子」だと固く信じていました。母が男尊女卑で不合理なことをして、私がそれを指摘すると、母は「女の子のくせに理屈を言った！」と感情的になって、よく私を怒鳴ったり、叩いたりしたのです。

　　　　

私は叩かれて痛いのも嫌でしたが、母が不合理なことをしているのに、力でねじ伏せられるのことの方が嫌でした。納得できないことを我慢させられるのが嫌でした。母の超絶男尊女卑なところが本当に本当に嫌だったのです。つらかったのです。

　　

でも、母は死ぬまで、私の気持ちをわかってくれませんでした。

　

大人になってから、辛かった気持ちをわかってほしくて、母に「男尊女卑が嫌だった」と私が言ったら、「親に向かってそんなことを言うアンタは根性が曲がっている！」と怒鳴られました。

　　

＜最後までわかってくれなかった＞

こう言うことを書くと「お母さんに対して、そんなことを言ったらバチが当たるよ」と言う人がいます。そういう人は「誰にお乳をもらって、誰にオシメを替えてもらったん」と言うのです。

　

　　

でも、そんなふうに恩着せがましく言われると、「私が頼んで生んでもらったわけじゃないよ！」と言いたくもなります。

　　

母は14年前に亡くなりましたが、最後まで「そうやったんやね。ごめんね」とは言いませんでした。私は最後まで「親の言う通りになるいい子」のままだったのです。

　　

母が私の気持ちをわかっていたかどうか、もう確かめようもありません。私の心の中には、最後まで私をわかってくれなかった母に対する怒りがしつこく渦巻いています。

　　

母の男尊女卑が辛かったことを、母にわかって欲しかったのです。

　

＜受け入れるしかない＞

母は亡くなりました。それに生きていてもわかってくれないようにも思います。母も強烈な男尊女卑な父（私の祖父）の言う通りに生きて来たからです。

　

母は死んでしまったのです。悲しいですが、「親子でもわかってくれない人は、わかってくれない」と言うことを私が受け入れるしかないのでしょうね。

　

＜母の生涯を書いたら＞

私は今、夢だった作家の道を歩んでいます。無名ですが。でも、2021年の年末には新著『ああ、京都人～今を生き抜く知恵おしえます～』を出版しました。2022年は新著を一人でも多くの人に読んでもらうように頑張ろうと思っています。

　

そして昨年末に完結した長編小説『薫～書の道・愛の道～』も書籍化したいです。

　

全く意識していませんでしたが、「シンデレラ」のカードを引いて、潜在的に存在する母との確執を整理する時なのかも知れないと感じています。

　

　

いずれにせよ、私が自分の信じた道を行くことが、母との確執を克服させてくれると感じています。作家として、母の生涯を書いたら、母を理解できるとも感じています。

　

　

　

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