【ああ、京都人】和紙・書道道具専門店「津久間」さん～正面通新町～

　

京都市下京区正面通新町にある和紙専門店「津久間」さんに行ってきました。「津久間」さんは、書家や書道愛好家が集まる和紙の専門店として1945年に創業されました。清水寺御用達のお店です。私は筆と半紙、和紙のメモ帳と友禅紙のシールを買いました。

　　

＜素通りしていた＞

和紙専門店「津久間」さんは、以前、私のブログ「【ああ、京都人】普段着の京都を楽しめるミニ散策コース」でも書きました

　　　

【ああ、京都人】普段着の京都を楽しめるミニ散策コース

　　

でも、以前、東京の友人が来た時、お土産用の和紙のメモ帳や友禅紙のシールを買うのに、一度入店したことがあるだけでした。

　　　　

ごく近所にあって、「趣のあるお店だな」と思っても、お店の前を素通りしていました。

　　

　　

和紙専門店「津久間」さんホームページ

　　

＜筆と半紙を買いに行った＞

前述した自分のブログで「津久間」さんを紹介して、「津久間」さんでは書道用品一般についても販売されていることを知りました。

　　

書き初めをした時、筆が100均の筆しかなかったことや、昨年、書道家を目指す若い女性を主人公にした長編小説『薫～書の道・愛の道～』を書いて、書道に興味が湧いたこともあって、思い切って「津久間」さんに筆と半紙を買いに行きました。

　

　長編小説『薫～書の道・愛の道～』

　　

＜清水寺御用達だった！＞

「津久間」さんに行って、店頭の展示を改めてじっくり眺めました。「清水寺御用達」の看板と太い立派な筆、各種の筆の展示が目に入りました。

　

　

　

「濃い灰色の陶板は何かな？」と思って、説明をよくみたら、それは瓦でした。その瓦は、嘉永5年（1852）に建立され、平成7年まで、講堂の屋根に使用され、ご本尊をお護りして来た尊い瓦でした。

　

　

＜ちょっと気後れしたけれど＞

「私みたいな者が、こんな専門店に入ってもいいのかな…」とちょっと気後れしましたが、思い切って、お店に入りました。

　　　

お店は奥行きが深く、かな料紙・京染和紙・加工紙・画仙紙・半紙等、いろいろな和紙製品や筆や墨などの書道道具が販売されていました。

　　　

筆も半紙も自分では選べないほど種類があったので、店員さんに「昔、お習字を習っていて、またお習字をやってみようと思っているのですが」と話すと、店員さんが私に合った筆や半紙の候補を丁寧に教えてくれました。

　　

「津久間」さんの太筆、かな書道用の小筆、練習用の半紙を買いました。

　　

　

＜欲しくなるものばかり＞

筆と半紙を買った後、もう少し他の商品も見せてもらいました。趣のある画仙紙、色紙、短冊、一筆箋、葉書、便箋、とても素敵で、欲しくなるものばかりでした。

　　

でも、自分が筆不精なことを思い出して、思いとどまり、前にも買った和紙のメモ帳と友禅紙のシールを買いました。

　　　

＜当たり前をちょっと掘り下げると＞

「津久間」さんはごく近所です。「津久間」さんの前は何回も何回も通っています。でも、ぼんやり「和紙のお店」と知っているだけでした。

　　

お店の前に展示されている、立派な太い筆も「清水寺御用達」の看板も薬師寺の瓦も、全然気づいていませんでした。当然、お店でこんなにもたくさんの和紙類や書道道具が扱われていることは、全く知りませんでした。

　　　

このブログを書いて、「当たり前」になっていることに改めて注目して、調べると、面白いことや、興味深いことを知ることができるのだなと感じました。

　

これは京都だけでなく、自分についてもそうかもしれないと思いました。自分にとって当たり前のことを、ちょっと掘り下げてみると、面白いことや興味深いことに気づけるように思いました。

　

　　

　

　

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