<愛猫を失った直後の心の空白>
2023年9月、大切な愛猫2匹が虹の橋を渡りました。
最後に残ったピユは、約2ヶ月間、ほぼ毎日動物病院で点滴を受け、懸命に生きようとしていました。最後はやせ細り、後ろ足が弱って立つことさえできなくなっていたのです。

ピユが旅立った後、私は強い倦怠感にとらわれ、悲しみすら感じなくなってしまったのです。
強烈な胃痛に襲われ、這うように心療内科を受診しました。私はうつ病を再発させ、8ヶ月もの間、動けずにいました。
何も感じず、何を書いたらいいのか、まったくわからなくなってしまったのです。「このまま書けなくなるのでは……」と恐怖を感じました。
私は書くことで、悲しみや苦しみを癒やしてきました。書きつづける内に、私の中に今も存在する傷ついた幼い私自身を癒すことが、今の自分を生きづらさから解放することを実感したのでした。
幼い頃の心の傷という心の制限を外して、生きづらさから解き放たれました。作家になる夢も実現できたのです。
「書けなくなる」ことは、再び心が制限されることを意味しました。「また、生きづらさに苦しむのか!」と恐怖を感じ、猫に癒やされることがない孤独も感じたのです。
<私を救った1本の動画(9ちゃんとの出会い)>
そんな時、YouTubeで偶然出会ったのが、 『犬と猫の親バカ日記』 に登場するトイプードル・9ちゃんの動画でした。

9ちゃんは、2歳になるまで狭いケージの中だけで育ち、その後、大きくなりすぎたので、ダンボール箱に入れられ河原に捨てられていたのです。
9ちゃんは、心のケージから出られず、誰にも心を開かず怯えていました。しかし、新しい飼い主の愛で少しずつ心を開き、のびのび幸せな毎日を過ごせるようになりました。
その姿に、自分自身を深く重ね合わせました。飼い主の愛情を受けて日に日に元気を取り戻し、無邪気に甘える9ちゃんを見るうちに、心の奥で忘れていた感情が蘇ってくるのを感じました。
何も感じられなくなっていましたが、毎晩この動画を見ると喜びを感じ、私にとって心の支えになっていきました。
<動物を飼いたいけれど飼えない……>
私は64歳になり、現在は3歳年下の弟と二人で暮らしています。
新たに犬や猫を迎え入れたい気持ちはありますが、自分自身の年齢を考えると、動物が弱った時に、十分な介護ができないかもしれないという不安もあります。
猫や犬を飼いたいですが、お互い高齢になった時のことを考えると、諦めざるをえませんでした。
動画を見るたび、実際の9ちゃんに会って抱きしめ、9ちゃんの温もりや匂いを感じたい気持ちでいっぱいでした。
動画を見る以外はほとんど寝てばかりの日々でしたが、「眠ること」「休むこと」が、悲しみと向き合う私にとって必要な癒しの時間だったのだと、今はわかります。

また、医師から「うつ病の時に創作意欲は湧かないよ。でも、治ったらまた書きたくなるから心配しなくていいよ」と言われたことも心を軽くしてくれました。

<悲しみの闇に灯る小さな光>
9ちゃんが飼い主の愛情で元気を取り戻す姿を見て休養するうちに、私も少しずつ体調が戻ってきました。
少しずつ元気が戻り、ふと絵手紙や短歌を作りたくなったとき、自分の中で止まっていた時間が再び動き出したような感覚がありました。

「書く」という行為は、私にとって幼い頃の傷を癒し、現在抱える生きづらさを乗り越えるための大切なライフワークであり、夢です。
ペットロスで失ったと思っていた「書く喜び」は、実は失われてはいませんでした。

悲しみの奥深くで、そっと揺れていた小さな希望の光に気づきました。その光は、失われたように感じた「書く喜び」でした。
<心の制限を外し、再び前を向くための第一歩>
今、私は毎日ブログを通して「心の制限を外し、夢を叶えよう」というメッセージを発信しています。
孤独や不安に襲われても、自分の夢や使命を持つことで乗り越えられると実感しています。
9ちゃんが飼い主さんの愛を受けて心のケージを飛び出したように、私自身もまた、自分を縛る不安や孤独という制限から一歩踏み出すことができました。

そして、同じように生きづらさを感じている誰かが、私の発信を自分の心のケージを外すキッカケにしてくれればなと感じています。
あなたも悲しみの中にある喜びを探し、一緒に心の制限を外しませんか?

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ある日、一匹の痩せたトイプードルが画面に現れました。彼の名前は9ちゃん。心に深い傷を負いながらも、新しい生活を歩み始めた彼の姿を見て、私は心を奪われました。心のケージから解放されたトイプードル「9ちゃん」の感動物語です。ブログはタイトル、又は、タイトル画像をクリックしてご覧下さい。
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