<価値観は時代とともに変わる>
あなたはお正月に何を食べましたか?「お雑煮とおせちに決まっているでしょ?」と思う方もいるかもしれません。
でも、最近ではお正月におせちを食べない人も増えています。お正月の過ごし方が画一的だった時代は過ぎ去り、今は個人の好みや考え方が反映される多様な時代です。
この変化は、私たちが価値観の取捨選択を迫られていることを象徴しているのではないでしょうか?
<物質的に豊かだった頃の価値観>
私は、子どもの頃に高度経済成長期を、成人した時にバブル時代を経験しています。
戦中戦後の物資不足を子どもの頃に経験した私の親世代は、物を大切に使い、「もしもの時のために」と物やお金を蓄えていました。それが戦前の価値観でした。
しかし、高度経済成長期を迎え、大量生産大量消費の時代になり、世の中が豊かになると、親世代も時代の変化で価値観が変わったようです。
私が成人した頃は、日本中が好景気の波に乗ったバブル時代でした。ブランド志向で高級車や高級ブランド品などがもてはやされました。
働き方も長時間労働が当たり前で、勤務時間外の付き合いも仕事のうちと考えられていました。当時、「24時間働けますか! ジャパニーズビジネスマン!」というコマーシャルソングがあったことも印象に残っています。
バブルが崩壊すると金融機関が経営危機に陥り、企業の倒産が増加、失業率が上昇したのです。バブル時代の好景気が字通り「あぶく」のように崩壊したのです。
子どもの頃、経済が最優先され起こった公害、社会人になって経験したバブル期の強引な地上げ。選択を誤って、物質的な豊かさだけを追い求めた結果がどうなるのかを実体験したのです。
<何を手放し、何を大切にすべきですか?>
現在、経済が長く低迷し、物価の上昇や社会保障費の増大で生活が苦しい人が増えています。年金だけでは生活できず、65歳を過ぎても何らかの形で働く人が増加しているのです。
また、若い世代は正規採用が難しく、採用されても「自分にあわない」と思うと退職代行などを使って会社に定着しないのです。
「学生→社会人→60歳(65歳)で退職し老後の生活」という昭和のライフスタイルは完全に過去のものとなりました。
若い世代は、車はカーシェアリング、衣服もフリマアプリなどで上手に節約して、仕事と生活の調和を図り、両方を充実させる働き方や生き方を尊重しています。
親世代の価値観、バブル世代の価値観、現在の価値観、時代とともに価値観は変化するものなのだと実感しています。
今、私たちは幸せに生きるために、どんな価値を手放し、どんな価値を大切にするかをせまられているのです。あなたは何を手放し、何を大切にしようと思いますか?
<選択したことで得た心の軽やかさ>
私の物質的に豊かだった頃の生活には、画一的な価値観と強い同調圧力がつきまとっていました。
退職を決めた時、「安定を捨ててどうするの?」と何度も言われましたが、私は物質的な豊かさを手放し、本当にやりたいことを選択したのです。
小説やエッセイを書くことで、自分自身を表現し、誰かの心に届くことばを紡ぐ喜びを得ました。読者からの感想を受け取ると、私が選び取った道が間違っていなかったと心から感じるのです。
手放す時は迷い悩み、手放すことに心の重さを感じました。でも、手放したことで得た大切にするものが、私の心を軽やかにしてくれたのです。
「手放すこと」と「大切にすること」を選択したことで、私は今、幸せだと感じています。
社会が目まぐるしく変化する中で、誰もが価値観の取捨選択を迫られています。何を手放し、何を大切にするかを明確にすることで、より自分らしく、豊かな人生を送ることができるのです。
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