「久夢ちゃん、私はあんたが羨ましいわ。やりたいことをやってホンマに幸せそうやね」と友だちが言うのです。確かに今、とても幸せです。でも、ほぼ同じ境遇なのにどん底気分だった時期もあったのですよね。立ち直って幸せを感じられるようになった経験をお話します。
＜不幸のどん底＞
今とほぼ同じ境遇なのに、夫が亡くなって、鬱が悪化し、教員の仕事を辞めた時は、中学教諭から無職になったことが、ものすごく引け目に感じられ、人目がとても気になったことを覚えています。私は部屋に引きこもり誰にも会いませんでした。
引きこもると、すぐに生活のリズムを崩して、私は昼夜逆転生活に陥りました。夜中に起きて、インターネット三昧の生活をしていたのです。物凄く投げやりに生きていました。不幸のどん底にいるような気分だったのです。
＜身体が元気になると心も元気に！＞
そんな生活が３年近く続き、自分でもほとほそんな生活に嫌気がさしました。
「何か新しいことを始めて、こんな生活から足を洗おう」と思うようになったのです。その時、「ヨガは身体的にも精神面にも効果がある」と聞いたことを思い出したのでした。
実際にヨガ教室に足を運ぶまでに１年かかりましたが、私はヨガを習うことになったのです。すると、自分も周りも驚くほど元気になりました。
身体が元気になると、気持ちも改善され、私は本当にしたいことを探し始めたのでした。
＜一度は諦めた夢を取り戻した＞
そんな時に出会ったのが、インナーチャイルドカードセラピーでした。インナーチャイルドカードを引いて、自分の心を見つめ、気持ちを話す内に、私は遠い昔に諦めていた作家になりたい夢に気づいたのでした！
「書くことで自己表現して、共感を得て、人の役に立ちたい！」遠い昔にすっかり諦めていた夢を取り戻したのです。
私はブログサイトを立ち上げて、毎日エッセイや掌編小説を書いてブログに投稿しました。そして、書きためたエッセイをまとめて、初めてのエッセイ集を出版することができたのでした。作家を志してから毎日ブログを書き、２作目の本も3作目の本も出版することが出来たのでした。
＜心の自由を得た＞
私は子どもの頃から、「しっかりしたよい子」と言われていました。大人になると「常識があって頼れる人だ」と言われるようになりました。
でも、本当にやってみたいことをした経験が圧倒的に不足していて、新しいことをするのがずっと怖かったのです。自分で決めて行動したことがないので、自分で決断できません。自信がなくて自分にOKを出せないのでした。
なので「作家になりたい。そして、書くことで自己表現して、共感を得て、人の役に立ちたい！」という自分の心からの願いに気づいて、ブログを毎日書き、本を出版する等の行動に移せたことが、深い喜びだったのです。私は心の自由を得ることができたのでした。
＜物質的状況は変わっていないけれど＞
私の人生が変わった約10年間のことを振り返ってみました。不思議なことに、私が不幸のどん底にいるように感じ人生を投げていた頃と、現在の私を取り巻く物理的な状況は、あまり変わっていません。
しかし、精神面では大きな変化がいくつもありました！
まず、粘り強く心療内科で治療を続けた甲斐あって、鬱が良くなったこと。ヨガで身体が元気になり、気分が改善されたこと。
インナーチャイルドカードセラピーに出会い、自分の心が本当に望んでいることに気づいたことは、非常に大きい出来事でした。諦めた夢を取り戻すことができたのです。自分の心に自由な世界を得ることが出来たのでした。
＜３つの問いかけ＞
人からの評価ばかり気にしていた頃は、非常に生きづらかったです。「作家になって、書くことで自己表現して、共感を得て、自分も人も豊かになる」という生き甲斐や使命感を感じてからは、人生を楽しめるようになりました。私は最近、以下の3つことを大事にしています。
１、自分が本当に何をしたいのか？
２、自分がどうありたいのか？
３、何をしている時、自分は楽しいと感じられるのか？
この３つのことをいつも自分に問いかけています。世間体や外聞や人からの評価ではなく、自分の生き甲斐や価値観を大切にしていることが、毎日を楽しく幸せに暮らせる秘訣のようです。
＜『50歳から夢を追いかけてもいい５つの理由』＞
『50歳から夢を追いかけてもいい５つの理由』は、村川久夢が「年だから」「今さら遅いから」など様々な心の制限を外し、他の誰かのためではなく、自分の心が望むことにしたがって生きるようになった軌跡を描きました。私が自分軸で生きられるようになった成長の課程を描いています。
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