幼い頃からお話を書くのが大好きだった。
小さな自由帳にお話をいくつも書いていた。
小学生になると推理小説に夢中で、
「大人になったら小説家になるねん!」
と得意げに言っていた。
思春期になって周りが気になりだすと、
言えなくなった。
社会人になるともっと言えなくなった。
その後、鬱を患い、
夫に先立たれたりすると、
今度は人生を投げてしまって、
小説家になる夢はすっかり諦めてしまった。
でも密かに細々と書き続けていた。
ある時、自分が自分を
無意識に偽っていることに気がついた。
私が本当にしたいことは、
自分の考えや感情を
小説やエッセイで表現して、
共感を得ることだと気がついたのだ。
「自分を偽るのは止めよう!」
と私は意を決し
書き溜めた短編小説やエッセイを
小説投稿サイトに投稿した。
その時、作家名を書く必要があった。
「村川久夢(むらかわ くむ)」
というペンネームを付けた。
夢が久しく続いて欲しいという願いを込めた。
最初は小説投稿サイトで
村川久夢のペンネームを使い始めた。
次は思い切ってブログもツイッターも
表示名を村川久夢にした。
リアル友だちが多いfacebookでは
抵抗があって少し迷ったが、
本名から村川久夢に変えた。
ブログ、ツイッター、facebook、名刺、
セルフマガジン、
全部「村川久夢」に統一した。
初めてお会いする方には、
「鬱・夫の死を克服した作家&
インナーチャイルドカードセラピストの
村川久夢です」と名乗ってご挨拶した。
作家になりたい自分の夢に正直になって
つけた私のペンネーム。
ペンネームを付けるのは比較的簡単だった。
でもペンネームを名乗ることには、
大変な勇気が必要だった。
ペンネームを付けて約2年経った今、
私はペンネームの表札を作った。
薄っぺらな格安の表札だけれど、
これを玄関に掲げる意味は大きい。
私はついに世間に向けて、
「私は村川久夢です」
と名乗る気概を持ったからだ。
私が村川久夢を名乗った経緯を知る人は、
自分のことのように喜んでくれた。
冷やかしに来た人もいた。
でも何の関心もない人がほとんどだ。
でも私は村川久夢として一歩一歩進んで
実績を積み重ねるだけだ。
*鬱・夫の死を克服した作家&
インナーチャイルドカードセラピスト
村川久夢(むらかわ くむ)
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