斬新なひと手間で焼け野原の京都を復興~京都人気質でうつ病から再生!

「もう駄目だ」と絶望するような逆境に陥ったことはありませんか?

そんな時こそ役立つのが、京都人が何度も都を復興させた知恵です。

京都人は「ああ、もう駄目だ!」と感じる時も、生かせる部分を探し、斬新な発想という「ひと手間」を加えて再生しました。

この考え方が、戦乱や政争で何度も焼け野原になった京の都を復興させた知恵なのです。

今日は「京都人の再生の知恵」について綴ります。

 

 

11年間続いた応仁の乱で京都が焼け野原と化したことはよく知られています。

応仁の乱は、室町幕府の足利将軍家の後継ぎ争いや、有力守護大名(細川勝元・山名宗全)の対立が発端でした。

戦乱で京都は焼け野原になり、しばしば疫病や火災が発生したのです。室町幕府の権威は失墜、下剋上の戦国時代へ突入する契機となりました。

しかし、この混乱の中で京の人々は、町の防衛や自治組織という斬新な発想で京都を復興させたのです。

 

 

平安時代から続く祇園祭さえも、この乱で33年間中断されました。しかし、戦火のなかでも人々は仮の御霊会を催して祈りをつなぎ、ついには町衆の力で祭を復活させたのです。

こうして京都人は、応仁の乱で焼け野原になった京都を見事に復活させたのです。

 

幕末には「禁門の変(蛤御門の変)」で、京都御所周辺で戦闘が発生しました。

「禁門の変」による大火は、その激しい燃え方から「どんどん焼け」と呼ばれ、京都御所付近から市街地の大半が焼失したのです。

また、鳥羽・伏見の戦いで旧幕府軍と新政府軍が激突して、戊辰戦争が始まりました。

幕末の騒乱や東京遷都などで、京都は疲弊しました。しかし、そこから京都を復活させるためには、斬新なひと手間が必要だったのです。明治の京都人は劇的な近代化へ舵を切ったのです。

 

《京都の先進的な取り組み》

①番組小学校

番組小学校は、国による学校制度の創設に先立ち、京都の町衆が「地域による地域のための学校」として創設した日本初の小学校です。

②琵琶湖疏水

琵琶湖の湖水を滋賀県大津市から西隣の京都府京都市へ流すため作られた水路。水道水の原水としての利用のほか,かんがい用水,舟運,日本初の事業用水力発電など,近代化を牽引しました。

③日本初の事業用水力発電

「蹴上発電所」は、明治24(1891)年に運転を開始しました。蹴上発電所において発電した電気が京都の街灯や工業用電力、京都の産業の近代化に貢献しました。

④日本初の市街電車

水力発電で生み出された電力が、日本で初めて営業を開始した電気鉄道(京都電気鉄道株式会社)に使われた。

 

これらの画期的・先進的な取り組みで、京都人は京都を復興したのです。

 

応仁の乱や明治の復興と比較するのは気が引けますが、私にも人生の「焼け野原」があり、そこから人生を再生しました。

40代でうつ病を患い、追い打ちをかけるように、夫が社員旅行先で急死したのです。私のうつ病は一気に悪化。職務に支障をきたし、退職せざるを得なくなったのです。

私は、うつ病で無価値な抜け殻のようになっていました。まさに人生の「焼け野原」状態でした。

うつ病が少し安定した頃、私は手芸に熱中しました。まず、熱中したのは裂き編みでした。

 

 

裂き編みをご存知ですか? 素材はまだまだいいのに、形が古くなって着なくなった綿シャツやワンピースを紐状に切って、太いかぎ針で布状に編むのです。

捨てるしかなかったものに一手間加えることで、再生させたのです。

 

 

私は裂き編みと自分の「人生の再生」を重ね合わせていました。「焼け野原」だった私の人生のまだまだ生かせる部分に一手間を加えて、再生させようとしたのです。

そのとき、私は自分の「書く力」を発見しました! それにブログを書いて発信するという新しい一手間を加えたのです。

焼け野原になった京の都の生かせる部分を見つけて復興した京都人の血が、私の中にも流れているのでしょう。

 

あなたが人生に挫折を感じる時、京都人の知恵を活かすことが出来るのではないでしょうか?

✅️加齢で健康や体力に不安を感じる時

✅️定年でキャリアの先行きが見えなくなる時

✅️子どもが独立し、子育てを果たし、喪失感や虚無感を覚える時

✅️「本当にやりたかったことは何だったのか」と自問する時

そんなとき「私の人生には何も残っていない」と人生の「焼け野原」を感じるかもしれないですね。

でも、そんな時こそ、「今の自分にできること」をよく見直して下さい。

あまりにも当たり前で「何も残っていない」と感じることの中に、再生の芽があるのです。仕事で得た能力や知識、子育ての経験、実はまだまだ気力体力があること、などなど。

実は、私にとっての「書くこと」も、それまでは当たり前すぎて価値に気づいていなかったことの一つでした

逆境に置かれた時は、転機です。

明治の京都人が転機を近代化という斬新なひと手間加で乗り切ったように、自分にひと手間加えて、逆境をチャンスに!

 

 

(斬新なひと手間で焼け野原の京都を復興~京都人気質でうつ病から再生!:村川久夢)

 


 

 

 

 

村川久夢著『ああ、京都人~今を生き抜く知恵おしえます~』

   

村川久夢は京都生まれの京都育ち。一人の京都人の目を通して、京都や京都人について、拙書『ああ、京都人~今を生き抜く知恵おしえます~』に書きました。

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