先日、友人とうどんランチをしました。上の写真は私が食べた京都風たぬきうどんです。京都風とことわるのは理由があります。麺類の「たぬき」は、地域によって異なるからです。
私が小さい頃から、「たぬき」と呼んで親しんで来た麺類は、刻んで甘く炊いた揚げを、うどん、又は、蕎麦に乗せ、あんかけになっているダシをかけた麺類を「たぬきうどん」、「たぬきそば」と呼んでいます。いわゆる「京都風たぬき」です。
<大阪の「たぬき」>
小学生だった頃、父と大阪に行った時、父がうどん屋で「たぬきうどん」を注文しました。出てきたのは「蕎麦台のきつね」で、ダシはあんかけではなく、普通のダシでした。
「あれ?『たぬきうどん』頼んだのに、『きつねそば』が出てきたがな・・・」と言って父が不審がっていたのを覚えています。
後で知ったのですが大阪では、蕎麦台のきつねを「たぬき」と呼ぶらしいのです。京都ではそれを「きつね蕎麦」と呼んでいます。
そうなのです、そもそも、大阪では、「たぬきうどん」が存在しないのです。
<関東の「たぬき」>
もっと後になって知ったのは、関東の「たぬき」です。関東の「たぬき」は、うどん、そばに天かす(揚げ玉)がトッピングされているものらしいです。
京都で生まれ育った私には、「たぬき」と言えば、あんかけのダシが一番に思い浮かびます。
同じように生粋の大阪人の方には、「たぬき」は蕎麦台の揚げトッピングが常識なのだと思います。
関東の方にとっては、「たぬき」は天かすトッピングの麺が、定番なのでしょう。ちなみに関西では、天かすトッピングの麺類を、「ハイカラうどん」「ハイカラ蕎麦」と呼んでいます。
<「たぬき」は化ける>
常識、定番と思っていることが、地域が異なると全然違っていたりするのは、なんだか興味深いですね。
今回のお話は話題が「たぬき」だけに、京都、大阪、関東と、所によって姿を変えて、うまく化けたのでしょうか?(笑)
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