毎日続けていることを「今日だけ休もう」と休むことを私はとても怖く感じます。それが「今日だけ」にとどまらず、ずるずると何日も休んでしまったり、時にはやめることに繋がることもあるからなんです。
<宿題と予習が出来なかった>
私が英会話スクールの英検準一級受験クラスに通っていた時、授業は週2回あり大量の宿題が出ました。
私はその頃、中学の英語の教師でした。学校の仕事はとても忙しく、週2回の授業に参加すること自体が、まずとても大変でした。大量の宿題や予習をするのは、疲労や睡魔との闘いだったのです。
毎回予習や宿題をするのが大変で青息吐息でしたが、英会話スクールの授業は面白くて、英語の力がついていくのがわかりました。授業前日は宿題や予習をすることが、少しずつ習慣化されました。
ところがある時、学校で問題が起きて、帰宅時間が遅く予習できない日がありました。予習しようと机に向かったのですが、疲れ果てていたのか、机にむかったまま眠ってしまったのです。
<今日だけ休もう>
翌日、私は出席をためらいました。宿題も予習もしていないので、「今日だけ休もう」と思って、授業を休みました。
その日の授業の後、先生がメールで、次回授業範囲と宿題の内容を連絡して下さいました。私は休んだ日の復習と次回授業の宿題の多さに途方に暮れました。
この時、仕事が忙しくても「頑張って授業を受けよう」と思っている緊張の糸が切れてしまったのです。
私は次の授業にも行けず、ずるずると授業を休み続けました。最後は英会話スクールも辞め、結局、英検準1級には合格出来ずじまいでした。
<お粗末でも書かないよりはよい>
英会話スクールのことだけではなく、ニットスクールでも絵手紙教室でも、ダイエットでもヨガの自主練習でも、同じようなことがよくありました。
今思うと宿題が出来なかったあの日、たとえ予習も宿題もできていなくても、出席すればよかったのです。休むことで「~しよう」という緊張感が緩むことはとても怖いです。またもとの水準まで意識のレベルをあげることはなかなか大変です。
私は4年前から毎日ブログを書いています。「今日だけ休もうかな」と思うこともよくあるのです。でも、たとえどんなお粗末な内容でも「書かないよりは書いた方がいい」と自分に言い聞かせて書いています。
毎日続けていることを「今日だけは休もう」と休むことの怖さを身にしみて知っているからです。
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