【三匹の子豚】つらい過去に光を当てよう!

ある日のことです、

「私に良いところなんて全くありません。

私、自分に全然自信がないんです」

と言って志保さんがセッションにこられました。

 

そして、「自分に自信がなくて

ビクビクして生きるのが嫌になったんです。

自分を変えたいんです」

と深刻な表情で言われました。

 

私はカードをシャッフルし扇型に並べ、

志保さんにカードを引いてもらいました。

 

「大アルカナ20:三匹の子豚」のカードが

出ました。

 

*三匹の子豚のカード

 

 

✿カードの印象✿

 

私は、志保さんにこのカードの印象を

尋ねました。

 

志保さんはしばらく黙ってカードを眺め、

このように言われました。

 

「なんだか怖いカードに見えます。

屋根の上にいるオオカミが私に思えます。

自信がないのに虚勢をはっています。

『おまえにはいいところなんてない!』

と追い打ちをかけるように

北風が吹いています。

情けない惨めな気分です」

 

志保さんは、このように仰ったのです。

 

そこで私は志保さんにこのように尋ねました。

「志保さんは、ご自分が

虚勢を張っているオオカミに思えて、

情けない惨めな気分なんですね?

カードでは、北風が、

『おまえにはいいところなんてない!』

と言っていますが、それは本当ですか?」

 

 

✿良いところなんて全くない!✿

 

「ええ、本当です。

私にいいところなんて全くないんです!」

と志保さんは暗い顔で答えられました。

 

「それは、誰が言ったんですか?

誰が言ったか私に教えてくれますか?」

と私は重ねて尋ねました。

 

すると志保さんは、困ったような顔で

考え込まれました。

そして、ぼそっとこう言われました。

 

「口では言わないけれど、

みんな私にいいところなんて全くないと

思っているんだわ」

 

 

✿いいところがないと思っているのは自分✿

 

志保さんが黙ってしまわれたので、

私はいくつか質問をしました。

まず1つ目は、この質問でした。

 

1)「志保さんのこんなところが好き」

と言われたことはないですか?

それは、どんなところですか?

 

志保さんは、しばらく考えて、

こう答えて下さいました。

 

「そう言えば、

好きだと言われたわけではないですが、

会社の清掃に来られた年配の女性に

『あなたはいつも机の上や給湯室を

キレイにしているわね。

私は見ているのよ。』

と言われて嬉しかったのを思い出しました。

大したことではないですが」

 

志保さんはきれい好きで、

公共の場所も掃除して

きれいにされているのです。

そのことを志保さんは思い出され、

硬かった表情が少しだけ緩みました。

 

 

2)人から「志保さんすごい!」

と言われたことはありませんか?

それはどんなことでしたか?」

と2つ目の質問をしました。

 

「また会社での話しになるんですが、

金封に筆ペンで字を書いてあげたら、

『すごい!』と言われました。

私は、小学生の頃に、

お習字を習っていたんです」

と志保さんは字が上手なことを

思い出されました。

 

 

3)よく人に頼まれることはありませんか?

それははどんなことですか?

私は、3つ目の質問をしました。

 

「友だちによく話を聞いてって、

相談されます。

私は安心して話せるし、

秘密を守ってくれるからだとよく言われます」

と志保さんは答えて下さいました。

志保さんがお友だちに

信頼されていることが、わかりました。

 

 

最後の質問は、

4)前は出来なかったのに

今はできるようになったことは何ですか?

でした。

 

志保さんは、しばらく黙って、

ゆっくりとこう話して下さいました。

 

「久夢さん、実は私、

酷い鬱病になったことがあるんです。

寝ていても辛くて、

目を開けているのも辛いくらい

酷かったんです。

 

朝に起きるのが普通でしょ。

でも、私は昼夜逆転していて、

夕方にならないと起きられなかったんです。

歯を磨く、顔を洗う、

着替える、お風呂に入る、

そんな普通のことができなくて、

罪悪感に悩みました。

だから、朝起きて、顔を洗って、着替えて、

会社に行けるようになったことが、

私にとっては本当にすごいことなんです」

 

私は、その話しを聞いて感動しました。

「そうだったんですね!大変でしたね!

すごいことじゃないですか!

今、鬱病で苦しんでいる人にとって、

かつては鬱に苦しんだ人が、

少しずつ回復して、

会社勤めができるようになった。

その姿は大変な励みになりますよ」

と私は言いました。

 

志保さんは、感慨深げな表情でした。

私は志保さんにこのカードの意味を

お話しました。

 

「志保さん、このカードには

こんな意味があるんです。

過去にあったつらい経験や

整理できなかった出来事、悲しみ等に、

急に光が差し込む時です。

再チャレンジする気力が湧いたり、

『ああ、そうだったのか!』

と納得できたりする時です」

 

「久夢さん、本当にその通りです。

鬱病で苦しんだことや、

自信をなくして落ち込んでいた頃に

光が差し込んだ気がします。

私にも良いところがあったんですね。

自信を持って良いんですね!

今まで、『もっと自信を持って』

と言われても自信なんて持てなかった。

でも、今は自分に自信を持てそうです。

ありがとう、久夢さん」

と志保さんは、来られた時と別人のように

明るい顔で帰って行かれました。

 

 

 

【村川久夢ホームページ】

<ホームページ>

 

✿村川久夢インナーチャイルド

カードセラピー&講座ご案内✿

<インナーチャイルドカードセラピー>

<インナーチャイルドカードセラピー講座>

 

✿村川久夢作品のページはこちら

<村川久夢作品>

 

✿セルフマガジンのお申込みはこちら

<セルフマガジンお申込みフォーム>

 

 

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。