先日、LINEの動画機能を使って、
I様(50代男性)に
セッションさせて頂きました。
I様は次のような感想を下さいました。
(I様の許可を得てセッションでの様子、
感想を投稿させて頂いています)
<I様の感想>
今回初めてインナーチャイルドカード
セラピーをしました。
セラピーの最初は、
「どんなカードが出るのだろう!?」と、
不安でしたが、
セッション中の久夢さんの
穏やかな口調が段々と心地よくなりました。
おそらく、その時、自分自身を
出せたような気がします。
最後にフィードバックを聞きましたが、
うんうんとうなずくと同時に、
今の自分を見つめなおす事ができて、
嬉しかったです。
悩みがある時に
インナーチャイルドカードセラピーを
受けるともちろん楽になると思いますが、
日ごろの自分を見るのも大事だと思うので、
今後も定期的にセッションを
受けたいと思いました。
(以上:I様感想)
✿どこにも自分の感情がない✿
実は、I様にセッションさせて頂いた時、
私は少し戸惑いました。
I様はカードを開くごとに、
そのカードの絵を忠実に客観的に
描写されるのです。
例えば、「美女と野獣」のカードの場合、
こんな感じでした。
*美女と野獣
「オレンジ色の服を着た、
顔の黄色い男性が、
青い服を着た女性に話しかけています。
後ろにお城があって、
フクロウが椅子にとまっていて、
二人の前にはウサギがいます」
「この絵の中に、
ご自身はいらっしゃいますか?」
とお聞きすると、
「男性はオレンジ色の服の人だけなので、
この人かな?」とおっしゃいました。
その後、順番にカードを開きましたが、
同じような調子でした。
私はI様が客観的に描写されることに
I様の気持ちが
あるのではないかと思いました。
カードのどの人物にも感情移入されず、
客観的に状況の描写をされるのは、
I様の職場でのお立場などが
関係しているのではないかと思いました。
私はそのことを素直にI様に伝えました。
✿気持ちの蓋を開けて整理した感じ✿
I様は最初、驚かれたようですが、
「そうです、その通りです。
会社では公平に客観的に
自分の部署を見ています。
それが、普通だと思っていました」
と言われました。
そのことがキッカケになったようで
会社で感じておられるストレスや
問題だと感じておられることを
率直に話して下さいました。
「今まで自分の気持ちに
蓋をしていたのを
開けて整理した感じです。
すっきりしました」
と言って下さいました。
I様は仕事に熱心なあまり
周囲への配慮を優先し、
一番大事な自分自身の気持ちに
蓋をしていたことに気づかれました。
✿日頃から自分の気持ちのケアを✿
私たちは往々にして場の雰囲気を優先し、
自分の気持ちを後回しにしてしまいます。
「普通はそうだから」
「そういうものだから」
と自分の気持ちに蓋をしていることに
気づかずにいるのです。
I様が、感想の中で
「日頃の自分をみるのも大事だと思う」
と言われているのは、
日頃から自分の感情に気をくばり
自分の気持ちに蓋をしていないか
自分の気持ちをケアすることの
大切さを指摘して下さったとのだと思います。
インナーチャイルドカード78枚、
それぞれに意味がありますが、
でも、一番大事なことは、
クライアントが持たれた印象です。
同じカードでも、人によって、
また同じ人でも時期によって
カードの印象が違います。
クライアントにカードの印象を尋ね、
カードに描かれている様子を
感情を交えず客観的に描写されたならば
その描写を大切にするべきなのだと
感じました。
自分の感情に蓋をされているのに
気づいておられないことが
あるからです。
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