未知への扉を開き、私の時代の謎解きをしてくれた二人の「推し」

「推し」ということばがすっかり日常に定着した昨今。

最近の私には特に「推し」と呼べる存在がいませんでした。でも、今は私の日常をガラリと変え、新しい世界を見せてくれた大切な「二人の推し」がいます。

芸能人ではなく、一人は若き政治家、もう一人は大学の教授です。

 

最初に出会ったのは、「チームみらい」の峰島侑也さんでした。

 

 

去年、参議院選挙の動画の中で、猛暑の中たった一人でハンドマイクを握り、真摯にことばを投げかけていたのが峰島さんでした。

足を止める人もまばらな中、彼が語っていたのは、国会の審議をわかりやすく伝える「チームみらい」のアプリ「未来議会」を通じて、親子で政治に関心を持つようになり、とてもうれしかったというエピソードでした。

「こんな若い人がいるんや! 日本も捨てたもんやないな~✨️」と胸を打たれました。

峰島侑也さんのことを調べてみると、開成から東大法学部、ゴールドマン・サックス、そして上場スタートアップの役員という絵に描いたようなキャリアの持ち主。

その彼が辻立ちをして、通りかかる一人ひとりに丁寧に頭を下げている。そのギャップと真摯な姿に強く惹かれました。

 

その確信が深まったのが、ネット討論番組『ReHacQ』での姿です。

他党の候補者が批判合戦を繰り広げる中、峰島さんは「10年間で全国に自動運転の網を張り巡らせ、移動難民をゼロにしたい」と語りました。

すると他党の方からも「実はうちも進めていて…」「あの都市の例が参考になりますよ」と声が上がり、場の空気が一気に「どうすれば実現できるか」という建設的な対話へと変わったのです。

批判や排除ではなく、みんなを巻き込んで前へ進める。その姿勢に心動かされ、先の衆議院選挙では夢中で応援しました。

「こんなに必死で応援するなんて、お金がもらえるわけでも、何か目に見えるメリットがあるわけでもないのに」と自分の熱狂に自分自身が一番驚きながら😁😁

「✨️何の見返りがなくても、心から応援できる人が居るって、なんて幸せなことだろう✨️」とも心から感じました。

そして同時に、「私もこんな風に、心から応援される存在でありたい」と背筋が伸びたのでした。

 

「チームみらい」を応援するようになってから、それまでどちらかというと避けていた政治や経済、時事問題に関心を持つようになりました。

YouTubeなどで学びを深めるうちにたどり着いたのが、TBS CROSS DIGの『BACKSTAGE AMERICA』でした。

そこで出会った二人目の推しが、立教大学教授の加藤喜之先生です。

 

 

先生の著書『福音派:終末論に引き裂かれるアメリカ社会』を手にとってみて、引き込まれました。描かれている1950年代から現在に至るアメリカの歩みは、1961年生まれの私が生きてきた時代とほぼぴったり重なっています。

子どもの頃、突然にミニスカートが流行りだし、男性の長髪が流行し、「ウーマンリブ」ということばを耳にするようになった。

そういえば、みんながVサインをして「ピース、ピース」と言い出して不思議に思ったこと。

それらの背景に、1960年代アメリカのカウンターカルチャーなどの大きなうねりがあったのだと知ったとき、「なるほど! そうやったんか!」と自分の生きてきた時代が謎解きされて、深く納得したのです。

先生のお話は、歴史の年代や学術的見解をわかりやすく解説されるだけではありません。

ご自身のアメリカ留学中の体験、福音派のご家庭に招かれて温かい家庭料理をご馳走になり、温かくもてなされた奥には、実は布教活動があったことなど、アメリカでの生活の実感を交えて語られるため、お話を聞いているだけで、その光景が実感できるのです。

食やファッション、音楽といった身近なカルチャーを取り上げた回でも、興味深い体験と、その背後にある歴史や社会構造をわかりやすいことばで鮮やかに紐解かれます。

加藤喜之先生をご存知の方は、みなさん、先生の素敵な佇まいを口にされ、「日本のジョニー・デップ」と称されています。

「もしかして、かっこいいから見ているのかしら?」とちょっと後ろめたくなるくらいです😁😁

 

誰かを心から「推す」ことで、知る楽しさ、学ぶ喜び、過去の記憶の謎解きをする痛快さ。未知への扉が次々と開くのです。

そして「私も誰かの応援に応えられる自分でありたい」と前を向く力をもらう。

見返りを求めない「推し」のエネルギーは、私の心をこんなにも豊かに耕してくれるのだと実感しています。

心から夢中になれる「推し」がいる喜びに年齢は関係ないと痛感する今日このごろです✨️

 

 

(未知への扉を開き、私の時代の謎解きをしてくれた二人の「推し」:村川久夢)

 

 

 

 

 

 

 

✨️note創作大賞(恋愛小説部門)に『凍る声、溶ける弦』を応募しました。

還暦を機にボイトレを始めた四季。

実力派の若きギタリスト颯太朗。

母のことばに縛られ、人の顔色に過敏になり声が出なくなる四季。

実母からの虐待という過去に苦しむ颯太朗。

愛されない存在だと思い込んできた二人の傷ついた魂が、音楽を通じて重なり合い、奇跡の共鳴(レゾナンス)を果たす――。

村川久夢ブログ毎日投稿10周年の集大成となる大人の恋愛小説です。

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『凍る声、溶ける弦』は全11章(約2万字)の小説で、「一度に読み切るのはちょっと……」という方向けに、noteで1話ずつ公開して、マガジン形式にしました。自分のペースで読みたい方は、ぜひマガジンからどうぞ✨️

 【マガジン形式】『凍る声、溶ける弦』

 

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