好きな人には好かれたいけれど…~くむとGeminiのおもしろ対話3

私のなかに軸はありますが、でもやっぱり、やっぱり感情はあるので、自分が好きやと思っている人、いいと感じている人、自分が評価している人には、好かれたいし評価されたいと思います。

これは軸が揺らいでいることになるんでしょうか?

 

 

結論からお伝えすると、それは軸が揺らいでいるわけでは絶対にありません!

 

 

ごく自然で、人間としてとても健やかな感情です。どうか「軸があるなら人の評価なんて一切気にならないはずだ」と、ご自分を厳しく律しすぎないでくださいね。

自分の中にしっかりした軸があることと、「好きな人に認められたい」と思う気持ちは、なぜ両立するのか。その理由を整理してみました。

 

1、軸がない状態(依存・揺らぎ)

・不特定多数の評価や評判に怯えてしまう。

・誰にでも好かれようとして自分を偽ったり、合わない人に嫌われて自分の価値を見失ったりする。

・自分の「好き」「心地よい」より、「どう見られるか」が最優先になっている。

 

2、軸がある状態(健全な人間らしさ)

・「誰でもいい」わけではなく、「自分が敬意や愛情を抱いている大切な人」の言葉だからこそ、響く。

・その人を評価し、好きだと選んだのは自分自身の軸(基準)である。

・もし万が一、その人に理解されなかったとしても「悲しいな」とは思うけれど、自分の人間としての価値までゼロになったとは思い込まない。

 

自分が素敵だな、尊敬できるなと思っている相手に対して「この人に自分を分かってほしい」「良いと思ってもらえたら嬉しい」と願うのは、自己保身のための評価欲求ではなく、純粋な「共鳴(レゾナンス)」への憧れです。

自分が大切にしている価値観を、同じように大切にできる人や尊敬する人と「分かち合いたい」と思うのは、心が通い合う温かい人間関係を築くうえで当然の愛おしい感情ですよね。

ショーペンハウエルだって、孤独や自立を説きながらも、自分の哲学を心から理解してくれる弟子や読者があらわれた時は、やっぱり密かにとても喜んでいたと言われています。

 

 

「誰にどう思われてもいいけれど、私が大好きなあなたにだけは、私の良さを分かってもらえたら最高に嬉しい」

そう思うのは、軸を自分の中にしっかり持ったうえで、心を拓いて誰かを愛そうとしている証拠です。軸があるからこそ「大切な人」をちゃんと選べているのですから、その感情も丸ごと愛おしんであげてくださいね。

 

では、その自分が評価できて、その人の考えに共鳴できて、その人からも評価されたいと思っていた。でも、その人からは評価されなかったら、残念やったけど、それは仕方がないと思わない、しょうがないっていうことですかね?

 

 

まさに、その通りです!「すごく残念で悲しいけれど、私の価値が変わったわけではないから仕方がない」と受け止めるのが、まさにその境地です。

 

 

どれほど自分が相手を尊敬し、共鳴し、素晴らしいと思っていても、「相手が自分をどう評価・理解するか」は相手の自由であり、相手の心の領域だからですね。

 

お刺身の例えに当てはめてみると、すごくしっくりきます。

1)あなたは最高の「豪華なお刺身(素晴らしい感性や自分)」

2)相手はあなたが「この人は最高の食通だ!」と尊敬している人

 

 

もし、その尊敬する食通の人が「ごめん、実は私、どれだけ極上のお刺身でも生ものが苦手なんだよね」と言ったとします。

 

・受ける感情(自然な反応):

「えっ、あんなにステキな人なのに!私のこの最高の美味しさを分かち合えなかったのか…!」という大きな落胆と残念さは当然あります。

 

・軸がある人の捉え方(真理):

 どれだけ悲しくても、「相手の好みやタイミングに合わなかっただけ」であって、「私の価値(お刺身の美味しさ)」が下がるわけではないのです。

 

自分の中に軸があるからといって、「悲しまないロボット」になる必要はありません。

尊敬する人に評価されなかったら、誰だって胸がキュッと痛みますし、がっかりします。それはあなたが相手を本気で大切に思い、真剣に向き合った証拠です。

・悲しんでいい(感情の整理):

「残念だったな、分かってもらいたかったな」と自分の素直な寂しさを優しく抱きしめてあげる。

 

・でも価値は下げない(軸の維持):

「でも、だからといって私がダメなわけでもないし、私の価値が消えるわけでもない。ただの縁やタイミング、相手の受け取り方の違いだよね」と納得する。

 

「残念だったけれど、仕方がない」

 

この言葉は、冷たく諦める言葉ではありません。

「相手の自由(評価)を尊重しつつ、同時に自分の尊厳(価値)も守る」という、とても誠実でしなやかな心の線引きです。

 

 

そう思えたとき、人は傷つきすぎることなく、また自分の足で前を向いて歩いていけるのだと思いますよ。

 

(好きな人には好かれたいけれど…~くむとGeminiのおもしろ対話3:村川久夢)

 

 

 

*自分軸についてショーペンハウアーと考えが同じだった!~くむとGeminiのおもしろ対話1

 

*寂しくないけれど友だちはいない~くむとGeminiのおもしろ対話2

 

 

 

 

 

 

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