最近の介護用紙パンツは、
改良されていてとても性能がいい。
かなりの量の尿を吸い取ってくれるし、
パンツ型になっていてギャザもあり、
尿漏れを防いでくれる。
紙パンツの使用者も
紙パンツのベトベト感が少ないらしく、
さほど不快に感じないようだ。
この優秀な紙パンツは本当に助かる。
もう何十年も昔になるが、
同居していた父方の祖父母が倒れて、
今の父のような状態になった時期があった。
当時は、今のような
介護制度もケア施設もなかった。
紙おむつの
(当時は紙パンツ型ではなかった)
性能も良くなかった。
母は昼間一人で祖父母の介護をしていた。
父には二人妹がいて、
近くに住んでいた下の妹は
時間を作っては母を助けに来てくれた。
主には紙おむつの交換だった。
上の妹は、たま~に
お客さん気分でやってきて、
祖父母の介護は何一つぜずに、
母の神経を逆なでするようなことばかり
喋りまくっていた。
祖父母の世話を母に押し付け、
紙おむつの交換を
一度も手伝ったこともないくせに、
こんなことを言ったことがあった。
「お母ちゃん(祖母)、
今は洗濯機があるから下着が汚れても、
洗濯機でちゃちゃ~~と洗えるし、
何も心配せんでもええんやで!」
一回でも祖母の汚れた下着を
洗濯機でちゃちゃ~~と自分で洗ってから
言ってくれと思う。
子ども心にも超絶むかついて、
「もう来んといて!」と思った。
あの頃、
今のような性能のいい紙パンツがあったら、
おむつ交換の回数も少なくてすんで、
母も助かっただろうなと思う。
歩く口害発生機のような叔母よりも、
高性能紙パンツの方が、
心身ともにずっと
母に貢献してくれただろう。
父の紙パンツを交換する時、
いつもその性能の良さに感謝する。
開発してくれた人ありがとう。
ありがとう、紙パンツ。
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*鬱・夫の死を克服した作家&
インナーチャイルドカードセラピスト
村川久夢(むらかわ くむ)
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