これまでの人生で「死にたい」と思った時期が何度かありましたが、小学生の頃にいじめられた時も、「死んでしまいたい」と思いました。私は死なずにこうして元気で生きていますが、あの時、逆境にいた私を、何が支えてくれたのかを考えたいと思います。
<いじめ>
小学校の高学年になった時、酷いいじめにあいました。私がいじめられていることが両親にわかって、両親は学校に相談しましたが、いじめはこじれるばかりでした。
私は当時の担任の先生が苦手で、担任の先生とも上手く行っていませんでした。いじめられていることについても、担任の先生に、「いじめられるおまえにも問題がある」と言われました。
私は「学校に行きたくない」と泣いて母に訴えましたが、母は外聞を憚って「学校に行ってないなんて、人に変に思われる。泣いたら学校に行かなくてもいいと思っているんか!」と私を叱りました。
私はいじめられるために、毎日泣く泣く学校に行きました。そんな状態で勉強が頭に入るわけもなく、もともと良くない成績がどんどん下がったのでした。
<意外にも>
学校に行くのがつらくてつらくて、登校時は「死んでしまいたい。死んだら学校に行かなくてもいいのに……」と毎日思いました。「何があの頃の私を支えていたのかな? どうして耐えられたのだろう?」と自分のことながら不思議に思います。
ところが、意外にもあのつらかった小学校の高学年の頃に、私は一番たくさん本を読み、作文を書いていたのです。私の作文が行政区の文集に掲載されたり、作文コンクールに入賞したり、地元のラジオで放送されたりしたのでした。
<何を支えに生きるのか>
あの頃の私は「何を支えに生きていたのか?」と改めて考えると、私を支えていたのは読書と作文でした。
休み時間は、仲間はずれにされているので、一人教室で本を読んでいました。放課後は図書室で本を読んだり、作文を書いたりしていたのです。家でも本ばかり読んでいました。
本を読み、作文を書いている時間は、私は自由でした。どんなに酷くいじめられ、馬鹿にされ、人格を否定されても、私の心には、誰にも馬鹿にされない、私だけの自由な世界があったのです。それが私の最後の砦でした。
<明るくなったね>
小学校の高学年の2年間、本当につらい日々でしたが、中学に進学し、私をいじめていた数人の生徒とクラスが離れ、誰も私をいじめなくなりました。
肩をすぼめて地面ばかり見て縮こまっていたことが嘘のように感じました。「明るくなったね」とみんなに言われ、低迷していた成績も上がってきたのです。
<心に自由な世界を持つこと>
その後も何度か死にたくなるようなつらい時期がありました。でも、なんとか乗り越えて、今を楽しく生きています。
「何を支えに生きるのか?」それは「自分の心に、誰にも馬鹿にされない自分だけの自由な世界を持つこと」だと感じます。私の場合は読書と文章を書くことが自由な世界の核になってくれました。
「死にたい」と思うほどつらいことがあっても、心に持った自由な世界が、最後の砦となってその人を支えてくれるのです。
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