
鬱が一進一退でなかなかよくならなかった頃、裂き編みの面白さにはまった時期がありました。裂き編みは、古くなったシャツ等を細く裂いて編むのです。捨ててしまってもいいような衣類が、手間をかけることで、味わいのある裂き編みの小物に姿を変えて復活するお話です。
<遊び心いっぱいものを作る楽しさいっぱい>
裂き布編みにはまったきっかけは、書店で見かけた一冊の本、ゆきなはれるさんの『かぎ針1本あれば…』でした。

『かぎ針1ほんあれば…』は、遊び心いっぱい、ものを作る楽しさいっぱい、そしてとてもオシャレな内容の本でした。本で書かれていた細く裂いた布を編んでいく裂き布の編み物に、とても興味がわいたのです。
当時、マメに書いていたmixi日記によると、書店で本を買ったのではなく、家に帰って、アマゾンで注文して買ったようです。
<手間も労力もかかる裂き編み>
mixi日記によると、本が届くまでに下準備とばかりに、古着の入った紙袋をごそごそ物色し、適当なチェックの布を何枚か選び出しています。何度も水をくぐった古着ですが、年代物なのでネットに入れて、洗濯物と一緒に洗濯しました。
本が届くと「あ!! こんなのがある~!」「ほう!! このアイデアいただき~!」と、読書を楽しみました。
いよいよ裂き布の編み物に挑戦です! 私が昔着ていたグリーンのチェック布で、布を1cm幅に裁断し、裁断した布を編むと、だいたい鎖編み13目13段で10cm四方なることがわかりました。さっそくコースターを1枚編みました。今も使っていますが、なかなか味があります。

裂き編み第二段は、紺のギンガムチェックの裂き布でコースターを二枚編み、編みあがりに色合いが合うボタンを飾りにつけています。ボタンも他の洋服についていたボタンなんです(笑)このコースターもまだ使っています。

<姿を変えて復活する>
裂き編みは、着古した衣類等を裂いて編むので、材料費はほぼゼロ円です。でも、コースター1枚編むのに、本当に手間も時間もかかるのです。
コースターを編んだ日、「たかだかコースターにご苦労さんなことやな~!」と自嘲気味にmixi日記を書いています。休職中で先が見えない不安や、やり場のないエネルギーを裂き編みにむけていたのでしょう。

でも、着古して捨ててしまってもいいような衣類が、手間や労力をかけることで、味わいのある裂き編みの小物に姿を変えて復活したのです。きっと心のどこかで、鬱から立ち直って、復活する自分の姿が、裂き編みと重なっていたのだと思います。

事実、時間も手間もかかりましたが、私は裂き編みのコースターのように復活したのでした。人生を再生したのです!

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人生の再生を果たした経験を書いたノンフィクションです。
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