梅雨空

日曜の朝、 響子は所在なくスマホをいじって 時を過ごしていた。 ひとり暮らしの狭い部屋の窓から 雨の音が響いていた。   頭では止めようと思いながら、 SNSのアプリを立ち上げた。 頭とは裏腹に 指先は結城のペ...