道は自らが切り拓くもの~久夢のインナーチャイルドカード物語~

「インナーチャイルドカードセラピー?

それは何ですか?占いですか?」

と言うお尋ねをよくお聞きします。

 

そこでインナーチャイルドカードの

セッションの様子を物語風に書いた

「久夢のインナーチャイルド

カード物語」を投稿します。

 

今回の物語は、

セラピストの私のもとに

書道家のアユミさんが

セッションを受けに来られた時の

物語(フィクション)です。

 

*----------*

 

<久夢のインナーチャイルドカード物語>

 

自分の気持ちを整理したいと言って、

私のところに来られた

書道家のアユミさんが

最初に引かれたカードは、

ソードのSeekerでした。

 

カードを見て絶句したアユミさんは、

 

「迷っていますよね。

この剣がそれを表しています。

今の私そのものです」

 

と思い切ったように言われました。

 

「それぞれの剣は何を表していると

思われますか?」

と私はお尋ねしました。

 

アユミさんはしばらく沈黙されて、

躊躇いを残しながら言われました。

 

「私は師匠の書が好きで、

今日まで師事して頑張って来たんです。

最近、私も書道家として

少しずつ評価されるようになりました。

 

でも、喜んでくれると思っていた師匠が、

全然喜んでくれないのです。

嫉妬しているとしか思えない態度なんです。

 

ずっと師匠を慕って来たので、

とてもショックなんです。

 

師匠について行くべきか、

分かれて自分の道を進むべきか、

それを迷っているんだと思います」

 

「迷っておられるんですね?」

と私は改めてお尋ねしました。

 

「私はずっと師匠を慕って来たのですが、

最近の師匠の態度が理解できなくて、

疲れているんです。

 

ずっと師匠に師事していたいような、

離れて行きたいような」

 

「本当はどうしたいですか?」

私はまたお尋ねしました。

 

「もう疲れ切っていて限界かな・・・

もう離れたいのかも知れないです。

でも決断できないのです」

 

「アユミさんを引き止めているものは

何かを私に教えてもらえますか?」

私は具体的にお尋ねしました。

 

「そうですね。

やっぱり師匠の書が好きだということが、

一番大きいと思います。

 

それに師匠が所属する書道会から

離れたくないし。

 

今まで頑張ってきたことを

無駄にしたくないし」

 

アユミさんはご自身に問いかけて

おられるようでした。

 

「カードには、

『今は葛藤することがあっても

ためらわずに前向きでいれば、

相反する考えは調和されて行くのです』

というメッセージがありますが、

そのメッセージを受けて、

どう感じられますか?」

私はカードのメッセージをお伝えしました。

 

「書は辞めたくないんです。

でも師匠との関係は疲れ切っています。

 

久夢さん、

距離を置くという方法もありますよね?

先生や書道会と完全に縁を切ることは、

今の私にはハードルが高すぎます。

でも、距離を置くことなら

私でもできると思います。

 

決断するのが怖くて逃げいたんです。

逃げている気持ちは、

モヤモヤして本当にしんどかったです。

でも辞めるのはハードルが高すぎて。

私、勇気がなかったんですね」

アユミさんは迷いを振り切るように

一気に話されました。

 

「アユミさん、

このカードにはこんな意味もあります。

『どちらに進んでもいいのです。

道は自ら切り拓くものなのです』」

私はカードのメッセージを

更にお伝えしました。

 

「私、師匠と距離を置いて、

自分の道を探ってみます。

久夢さん、ありがとう。

自分の気持ちとじっくり向きあえて、

スッキリできました」

 

アユミさんは自分の気持と向き合い、

晴れやかな表情で帰って行かれました。

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