減薬&断薬について

2018年8月も今日で終わり。

残暑は厳しそうだけれど夏ももう終わりだ。

この夏はいろいろなことがあったので、

しんどい夏だった。

その理由の1つに精神安定剤を

断薬したことによる睡眠障害があった。

 

私は2004年に鬱を発症してから

ずっとメンタル系の薬を飲んでいる。

鬱が酷かった頃には、

抗うつ剤、精神安定剤、睡眠導入剤等

一日に20錠近い薬を飲んでいた。

 

眠気、身体のふらつき、ろれつが回らない、

口渇、便秘、肥満等の

副作用に悩まされていた。

 

しかし、心療内科のデイケアに参加し

生活のリズムが改善されたこと、

作業療法で手芸や絵画に取り組み

達成感を経験したこと、

ヨガ教室に通い心身を鍛えたこと、

インナーチャイルドカードセラピーと

出会えたこと等を通して、

私は驚くほど元気になった。

体調の回復にともない減薬も進んだ。

 

現在では朝に双極性障害の薬を1錠半、

就寝前に双極性障害の薬2錠と

睡眠導入剤代わりに精神安定剤を1錠

飲んでいる。

全部合わせても1日4錠半の服薬で

すむようになった。

 

主治医から何度か

「精神安定剤の服用を止めてみないか?」

と尋ねられていた。

私が服用している精神安定剤は

穏やかな効き目の薬だけれど、

私はその薬がないと眠れない。

結局止められずにずっと今日まで

来てしまった。

 

そして今年の夏、

父が激しい腰痛を訴えて入院した。

父の入院騒動で

私は心療内科を受信しそびれ

薬を切らしてしまった。

 

睡眠導入剤代わりに飲んでいた

精神安定剤がないことが厳しかった。

全然寝付かれなくなって

昼間に寝てしまうという昼夜逆転気味の

生活に陥ってしまった。

昼夜逆転になった経験のある方は

ご存知だと思いますが、

昼夜逆転は身体的にも精神的にも

本当に辛い。

 

這うような気持ちで臨時診察を受けた。

主治医から精神安定剤服用を止める

絶好のチャンスだと言われた。

 

精神安定剤を断薬したい一心で

頑張ったが、夜は全然眠れず、

日が高くなる頃に

強烈な睡魔がやって来た。

どんなに頑張っても眠ってしまった。

 

身体も心も重く、

どよ~んとした気持ちでなんとも言えない

罪悪感に苛まれた。

それでも2週間くらいは

安定剤なしで頑張ったがだめだった。

 

事情を話して、臨時診察を受け、

精神安定剤を再度処方してもらった。

精神安定剤の服用を再開すると

少しずつ眠れるようになり、

昼間も起きていられるようになった。

睡魔のリズムが改善されると、

身体も気持ちも楽になって来た。

本当にほっとした。

 

減薬したり断薬したりできるなら

それに越したことはないだろう。

でも、それは減薬したり、断薬したりしても、

心身への影響が少ない

又はないときに減薬や断薬ができるのだと

私は感じている。

 

最近は順調に回復し

それに伴い減薬が進んでいたので、

精神安定剤の服用を止めた時、

私にはこのまま断薬したいという焦りが

あったように思う。

 

その背景には、

メンタルな病の治療薬には「怖い」という

偏見があるように思う。

「メンタルな病の薬など飲むべきではない」

という無言のプレッシャーを感じることもある。

 

薬は患者の辛い症状を

治療するためにあるのではないだろうか?

私は鬱(現在は双極性障害)が

かなり良くなったけれど、

精神安定剤の服用を止めると、

まだ病気の影響で眠れない状態であるようだ。

 

精神安定剤で睡眠のリズムを取りながら、

不眠を引き起こしている

双極性障害の治療をするべき時なのだ。

残念ながら、

精神安定剤の断薬は時期尚早だった。

 

減薬や断薬ができたら

それに越したことはないだろう。

でも減薬や断薬が第一目的ではない。

一番大切なことは

患者が回復し元気になることなのだ。

 

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*鬱・夫の死を克服した作家&

インナーチャイルドカードセラピスト

村川久夢(むらかわ くむ)

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