先日、あるテレビ番組を見ていたら、
ある人気タレントさんが、
「飲み会とかで唐揚げが出てくるじゃない。
レモンが添えられているでしょ?
あのレモンを
『レモン絞りましょうか?
お嫌いじゃないですか?』って言って
レモンかける女いるじゃない?
私、ああいう女大嫌いなの!!!
『私って気が聞くでしょ~!』って
無言でアピールしているのよ!!
レモンかけたきゃ自分の分だけ
かけりゃいいのよ~!!!!!」
とすごい勢いで
気を利かせた女性に対する
反感や嫌悪感をアピールしていた。
なんだか嫌な気がした。
そのタレントさんは
頭が良くて面白いと思うけれど、
その発言は嫌だった。
「私はレモンをかけてほしくない。
かけたい人は自分でかければいい」
と思うなら、その場でそう言えばいい。
レモンをかけるかけないだけならば、
そんなに反感や嫌悪感を
全開にする必要がないと思うのだ。
きっと、そのタレントさんのなかに、
「本当は私の方がもっと気が利くのに」とか
「私も気が利くと思ってほしい」
という気持ちが働いているのではないかと
思った。
「妬みかな?」と私には思えた。
自分が常々やりたいと思っていて
出来ずにいることを、
楽々とやっている人を見ると、
羨ましさや妬ましさという感情が働くのだろう。
そのタレントさんの発言が嫌だと私は感じた。
でも、同じ番組を見ていた弟は、
「僕はレモンをかけてほしくないな~」
と言っただけで、
妬みの感情には全く反応しなかった。
そのタレントさんの
「レモン発言」を嫌だと感じた
私の感情の裏側にあるものが気になった。
そのタレントさんと自分の姿が
ダブったのだと思う。
「本当は私の方が気が利くのに!」
「私だって気を利かせられるのに!」
と反感や妬ましさを感じるとストレスがたまる。
私もストレスを溜めて
イライラするタイプだったので、
「レモン発言」のタレントさんの気持ちがわかる。
でも、ある出来事あって、
妬ましさでイライラするのが
不毛なストレスであることを痛感した。
それ以来、
「妬ましい」という感情が動いた時には、
「ああ、私は羨ましいねんな~」
と素直に自分の気持ちを認めるようになった。
「羨ましい」という感情が動いた時、
それに素直になれる人は
ストレスが少ないと思う。
気を利かせてレモンをかけてくれた人に、
「ありがとう。気が聞きますね。
私もあなたみたいに気が利くように
なりたいです」
と素直に言えると思う。
仮にレモンをかけてほしくなかったとしても、
「レモンは各自が好き好きにしたら
いいと思うよ。
でも気にかけてくれてありがとう」
と言えると思う。
「妬ましい」と言う気持ちが動いた時は、
その裏側にある自分の気持ちを
受け入れてあげよう。
そして自分の願望に素直になろう。
そうしたらもっと素直な気持ちで
毎日を楽に生きられると私は思う。
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*鬱・夫の死を克服した作家&
インナーチャイルドカードセラピスト
村川久夢(むらかわ くむ)
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