父が倒れて1週間たった。
今日はベッドで身体を起こすのが
しんどい様子だった。
洗面、食事、紙パンツの取替すべて
ベッドで横たわったまました。
身体を起こせないのは、
腰が痛いためのようだ。
比較的体力はあって、寝返りを打ったり、
身体を上下したりはできる。
食欲もあり、朝食はゼリー、
昼食はゼリーとミニアンパンとミルクコーヒー、
夕食はゼリーとおじやだった。
一日中寝ているので、
昼夜の感覚がなくなって、
呼ばれて行くと、
「今は、昼か?夜か?」と聞かれたりする。
でも、それは口実で本当は寂しいようだ。
洗面、食事、パンツの交換の時は、
父:すまんな~
私:優しい娘で良かったな
父:ホンマや~
私:上手に育てたな
という会話が定番になった。
会話しながら笑ってしまう。
夜中に起こされるのは閉口だけれど、
父の様子はそんなに深刻ではないので、
案外気楽に寝ていたりする。
不思議にそんなに深刻な気分ではない。
母がパーキンソン病で寝たきりだった時は、
父が母の介護をしていた。
私は鬱が酷くてほとんど何もできず、
父に任せっぱなしだった。
母の病状も深刻だったし父も疲れていた。
夫は、「おまえの親やししかたないやろ」
と言って全く協力的ではなかった。
私は罪悪感でいっぱいで
追い詰められていた。
毎日、家族から逃げる夢を見た。
まだ1週間だからかもしれないけれど、
今、私は案外気楽にしている。
弟もいてくれるし。
父と「明日は何を食べようか?」
とか気楽に話している。
今日、弟がスーパーに鰻を
買いに言ってくれたけれど、
鰻は売っていなかったらしい。
鰻の晩ごはんはまだ実行されていない。
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*鬱・夫の死を克服した作家&
インナーチャイルドカードセラピスト
村川久夢(むらかわ くむ)
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