あじなかいらしい~祖父の愛~

こんにちは。

鬱・夫の死を克服した作家&

インナーチャイルドカードセラピストの

村川久夢です。

 

「あじない」は京都の方言で

「美味しくない・不味い」という意味ですが、

私の育った地域では転じて

「可愛くない、不細工」と言う意味にも

使っていました。

 

祖父は私のことを「あじなかいらしい」

と言っていました。

「見た目は可愛くないけれど

本質は可愛らしい」のような

意味だったのでしょうか?

 

また祖父は

「うちの子はまったり育ててある」

とも言っていました。

 

祖父は感情の激しい人で、

私たち孫が可愛いという感情が高ぶると、

私たちの耳やおでこを噛んだりしました。

祖父の愛情から来ているとは

何となくわかっていましたが、

当時はやっぱりイヤでした。

 

祖父は家庭の温もりを知らずに

育った人でした。

祖父の母(私の曾祖母)は、

器量は良かったらしいですが、

気ままなところがあったと聞いています。

 

祖父が生まれて間もない頃、

曽祖父と離別し、

生まれて間もない祖父を他人に預け再婚し

その後も結婚離婚を繰り返したそうです。

 

その間、祖父は他人の家に預けられ、

居候として肩身の狭い思いをしながら

育ったのです。

 

恵まれない環境にあっても、

祖父は真面目に勉学に励み

成績は良かったそうです。

でも、雨が降ると傘がないから

学校に行けない。

体育の授業がある日は、

体操着がないから学校を休む

といった学校生活であったようです。

 

それでも成績が良かったので、

小学校の卒業式の総代に

内定したのですが、

卒業式にふさわしい衣服がなく、

総代にはなれなかったと

祖父が残念そうに話しているのを

聞いた記憶があります。

 

祖父が成人して最初に結婚した女性は

幼い娘を残して亡くなりました。

祖母とは再婚でした。

40代になって祖父は

やっと落ち着いた家庭を

持つことができたのです。

 

私は祖父の長男(父)の娘で、

初めての内孫です。

祖父は感情が高ぶると噛むので、

それはイヤでしたが、

それ以外は優しい良いお祖父ちゃんでした。

 

「うちの子はまったり育てている」

というのは祖父の自負だったのだと思います。

自分の母の様に器量よしではないけれど、

可愛くてしかたのない孫を

「あじなかいらしい」

と表現していたのでしょう。

 

京都弁に「あじなかいらしい」

があるかどうかはわかりませんが、

祖父の愛情を感じる温かい京都弁です。

*祖父榮太郎と久夢(昭和39年)

 

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*鬱・夫の死を克服した作家&

インナーチャイルドカードセラピスト

村川久夢(むらかわ くむ)

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