父が一番喜んだ「父の日プレゼント」~♪♪

こんにちは。

「母の日」はしっかり覚えているのに

いつも「父の日」を忘れてしまう

作家でインナーチャイルドカードセラピストの

村川久夢です。

 

私の父は昭和3年生まれで90才です。

比較的元気で自分の身の周りのことは、

だいたい何でも自分で出来ます。

 

でも、90才と言う高齢の為、

生活に支障をきたすこともあります。

中でも一番の問題は老人性難聴です。

テレビやラジオをものすごい音量で

聞いています。

 

また、父の老人性難聴のため、

私とのコミュニケーションも上手くいかず、

私は何度も同じことを大きな声で

繰り返さなければなりませんでした。

何度繰り返しても父は聞き取れず、

私は「もうええわ!!」と腹を立てることが

しばしばでした。

 

父がしょんぼりとうなだれ、

私も父のそんな姿を見ると、

キツイ言葉を投げかけた自分に

罪悪感を覚え落ち込みました。

 

コミュニケーションが上手く図れないことは、

お互いに大変ストレスになっていました。

 

そこで2年前、父の簡易型の補聴器を、

父の聴力に合わせた高機能のものに

買い換えることにしました。

高価なものなので、

父は要らないと言って抵抗しましたが・・・。

 

購入を決めると、

補聴器会社の係の人が来られ、

父の聴力を測り、新しい補聴器を付けて、

聞こえ具合を問いながら、

補聴器を調整されました。

 

補聴器の調整がすむと、

今まではほとんどきこえなかった

普通の声の高さの会話が、

聞こえるようになったようで、

父は「よう、聞こえまんな~!」

ととても嬉しそうでした。

 

補聴器がその年の父への

「父の日のプレゼント」でした。

 

父も大変喜んでいますが、

実は私もかなり助けられています。

今までは父とテレビを見ながら

食事をする時など、

騒音としか言いようのないテレビの音量に

悩まされていましたが、

今は普通の音量になりました。

 

それまでは父と会話すると、

父は私の声を聞き取れなくて、

私は腹を立て、父は落ち込むという

ネガティブパターンでした。

でも、今はなんとか

会話が成立するようになりました。

私も聞き取れない父に腹を立て、

落ち込む父の姿を見て

後ろめたさに悩むこともなくなりました。

 

コミュニケーションが成立せずに、

父に腹を立てている時、

「父はもうお爺さんなのでしかたがない」

と私は諦めて、

必要最低限しか父と話しませんでした。

でも、高機能補聴器のおかげで、

父と私のコミュニケーションは、

ずいぶん改善されました。

 

私が「父の日プレゼント」に

補聴器を贈ったのは、2年前です。

でも今も父は、

「この補聴器よう聞こえまんにゃ~!

娘が買うてくれましてん!

~万円しましてん!」と自慢しています。

「おいおい、オトーチャン、

値段まで言わんでもええやんか~」

と困惑しますが、

父が喜んでくれているようなので、

良かったなと思っています。

 

補聴器という形をとっていますが、

父は人とのコミュニケーションが

上手くとれるようになったことが、

本当は一番嬉しいのだと思います。

 

父が一番喜んでくれた

「父の日プレゼント」の思い出でした。

さてさて、今年はどんな

プレゼントを父に贈りましょうか?

 

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*鬱・夫の死を克服した作家&

インナーチャイルドカードセラピスト

村川久夢(むらかわ くむ)

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