責任と緊張が私を成長させてくれた

中学の英語教師として採用された時、

数日の新彩研修や職員会議の後、

時間割に従って、

「はい、村川久夢先生は3年2組」

と言われていきなり教壇に立ちました。

23才の春でした。

 

最初に教えたのは3年生です。

講師経験もなく、

生徒との年齢差は8才でした。

 

教え方は下手、生徒への対応も全然で、

すぐに授業が成立しなくなりました。

 

それでも教室で教える時は自分一人、

「村川久夢先生」でした。

その頃、夜中に目が覚めて、

「私が中学の先生!

それは何かの間違いです!」

よくそう思いました。

 

「逃げたい」と思いました。

でも私は教師としてお給料をもらっている

プロなのです。

 

そして何より、

私が教えている生徒にとって、

中学で過ごす時期はその時だけなのです。

 

真剣に責任と緊張を感じました。

自分なりに指導方法を工夫し、

先輩の先生の授業を見学して、

努力しました。

 

最後は病気で早期退職しましたが、

26年間教職に就いていました。

 

その後、紆余曲折を経て、

作家になりたい夢に向き合い、

2016年7月に最初のエッセイ集を

出版して作家デビューしました。

 

作家と名乗ることに気後れがあって、

すぐに「駆け出しですが作家です」

と言ってしまいます。

 

最近、新米教師だった頃のことを

よく思い出します。

「私が受け持った生徒たちにとって、

新米でも私が先生」

あの時感じた緊張と責任を

私は今の仕事に対して持っているかな?

と考えます。

 

無闇にプレッシャーを

感じる必要はないですが、

生徒への責任と緊張が

教師としての私を成長させてくれました。

 

今は読者への責任と緊張が、

作家としての私を成長させてくれるのです。

 

だから「駆け出し」と言って、

逃げていてはアカンのですよね。

気後れせずに作家を名乗れるように、

努力を重ねます。

*鬱・夫の死を克服した作家&

インナーチャイルドカードセラピスト

村川久夢(むらかわ くむ)

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