クリスマスを一人で過ごすことがちょっと怖かった私

私、クリスマスを一人で過ごすことが

ホントはまだちょっと怖いんですよね。

 

幼い頃、クリスマスにいい思い出が

ありませんでした。

 

私が成人した頃は、バブル真っ盛りで

豪華なクリスマスを祝ったことも

ありましたが心から楽しめませんでした。

 

結婚して、やっと穏やかで心安らぐ

クリスマスを過ごせるようになったのですが、

夫の死でささやかな幸せも失ってしまいました。

 

その後、クリスマスは私にとって

辛い時間になりました。

息をひそめてクリスマスが過ぎるのを

待ったものです。

 

家族やパートナーと幸せなクリスマスを

過ごしている人たちと自分を比べ、

一人ぼっちのみじめな自分を

意識してしまうのです。

 

きっと、クリスマスになると、

夫がいないということが際立つのでしょうね。

 

孤独が怖いのです。

自分が一人であると感じるのがイヤなのです。

 

ところが、よく考えると

私は一人でいることが

そんなに嫌いではないのです。

 

一人でエッセイや小説を書くこと。

インナーチャイルドカードセラピーの

勉強をすること。

編物をすること。

ネコたちとお昼寝すること。

好きな音楽を聞いてリラックスすること。

そんな時間がとても好きなのです。

 

クリスマスを一人で過ごすのが

イヤな自分の気持ちを見つめて思いました。

どんなに仲のいいパートナーでも

いつかは必ず別れがやってくるのだと。

 

そして、人からどう見られるかより、

自分が楽しいと感じられる時間があることが

大切なのだということを。

 

もうすぐ90才になる父は

「ワシは門徒(浄土真宗の信徒)や」

と言ってクリスマスには何の関心も払いません。

 

クリスマスもいつものようにお経の勉強をして、

食事は好物の唐揚げやソースとんかつや

フリーズドライの味噌汁を美味しく頂いて

満足そうです。

 

自分を満たし幸せにするのは

自分自身なのだとつくづく感じました。

そして自分で自分を満たせる者同士が

一緒に過ごせるのはもっと幸せなのだ

とも感じました。

 

クリスマスを一人で過ごすのが

ちょっと怖かった私ですが、

このエッセイを書いていたら、

なんだか気持ちが満たされて来ました。

 

*鬱・夫の死を克服した作家&

インナーチャイルドカードセラピスト

村川久夢(むらかわ くむ)

 

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